【チャンスは1回やり直し不可】転職の年収交渉/給与交渉で「やってはいけない」NG行動とその対策

転職・就職テクニック
この記事が解決する疑問・悩み

転職の年収交渉・給与交渉が怖い!

何に注意したらいいのか?

交渉でやってはいけないこととは?

やっていけないNG行動と一緒に、それに対する具体的な対策も知りたい!

転職活動におけるクライマックス。

その1つは「年収交渉・給与交渉」です。

今後の収入を左右する大事な局面。

失敗はしたくないですよね?

そんな方のために今回、

転職の給与交渉・年収交渉における

「やってはいけない」NG行動

をまとめました。

ただNG行動を説明するだけじゃなく、

「じゃあどうすれば?」という対策

もついていますから、すぐ転職活動に反映可能。

転職の年収交渉は1企業1回だけ

やり直しはできません

そんな給与交渉で「やってはいけない」NG行動。

頭にいれておけば、超カンタンに回避できます。

知らぬまま交渉にのぞむと…後悔するかも。

ホントに取り返しがつかないので、ぜひ最後まで一読してみてください。

転職の年収交渉 NG事例①

やってはいけないこと

内定逃したくない!のに選考中に年収交渉してしまう

なぜNG?

選考中の交渉がきっかけで、落とされる可能性があるから

内定がでるまではすべて選考中

転職に応募し、選考が進んでいる間の行動はすべてチェックされていると考えるべきです。

メール1通であっても、その書き方や出すタイミングなど、全て試されています。

あなたのふるまい全てが、中途採用における判断材料となるのです。

そして選考中であれば、企業は自由にあなたを落とすことができます。

「今回は採用をお見送りさせていただきたく」

何がきっかけでお断りをもらうのか、わからないのが転職採用選考です。

年収交渉がきっかけで落とされる可能性はゼロじゃない

選考中であれば、年収交渉も選考の一部です。

その交渉の仕方が原因で、落とされる可能性は普通にあります。

企業や相手によっては「選考中に年収交渉を切り出した」ことを嫌って、あなたを落とす可能性すらあるのです。

その傾向を前もって知るのは困難。

よってノープランで給与交渉するのは、とてもリスクの高い行動です。

志望度合いが高い企業なら年収交渉は内定後に

転職は年収を上げる貴重な機会。

どうにか交渉して、年収アップを勝ち取りたい…と交渉メールを打つ前に。

考えるべきこと。

その会社の内定は重要ですか?

その会社の志望度合いは高いですか?

もしYesなら

年収交渉は内定した後にしましょう

とにかく「受かる」を優先すべき場合もある
対策は?

オファーレター/内定承諾書をゲットしたあとに年収交渉する

内定がでる前は全て選考。

何がきっかけで落ちるか、予想はできません。

もし応募企業への入社志望度合いが高ければ、年収交渉は後回しにすることを検討すべきです。

「年収交渉がきっかけで落ちても、しょうがないなと思える」

「もし高い年収が実現できそうなら、入社を検討してもいい」

そんな企業のみ、選考中の交渉を行うべきです。

選考中の年収交渉はリスク。

もし志望度合いの高い企業であれば、交渉の先送りを検討しましょう。

オファーレター/内定承諾書を受け取ったあとに交渉を始めるのです。

リスクなく年収交渉できる

オファーレター/内定承諾書は

法的拘束力を持つ書類

です。

「やっぱり内定はなかったことに」と取り消すことはできないものです。

だからオファーレター/内定承諾書を受領した後であれば、リスクなく年収交渉が可能です。

なんといったって、内定は出ているのですから。

落ちるという概念は、もうそこにはありません。

交渉のとおりやすさは低下する

交渉を後回しにすることのデメリット。

それは交渉の成功確率が下がることです。

オファーレター/内定承諾書には既に年収や給与水準が記載されています。

これは応募企業の正当なプロセスを経て導き出されたもの。

その変更・再発行は手間がかかります。

企業や採用担当からすれば、めんどくさいんです。

それでも

「オファー受諾には給与を〇〇万円にしてほしい」

と申し出てみましょう。

言うだけタダです。

内定は確約されているのですから。

内定を優先したければ、年収交渉は後回し。

オファーレター/内定承諾書をもらってから、堂々と年収交渉を切り出せばいいのです。

A社の内定をもらったけど、B社の結果は3週間後。

その前にオファーレターの回答期限がきてしまう。

回答期限の延長ってできる?

1か月くらい先延ばしは可能?

そんなオファーレターの回答期限の悩み、この記事でスッキリしますよ。

>> 転職のオファーレター 回答期限延長はできるのか?回答後の辞退は可能?

転職の年収交渉 NG事例②

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やってはいけないこと

上から目線で年収交渉/給与交渉してしまう

なぜNG?

相手の反感を買い、交渉NG、さらには内定ももらえない

「年収しだいで転職も」というスタンス

人によって、転職の動機はさまざま。

ときに

「企業の志望度合いは高くないけど、年収次第で考えてみてもいい」

というケースはよくあることです。

こういう姿勢で転職活動にのぞむこと自体は、何の問題もありません。

むしろ健全とも言えます。

転職において「より高い年収を」と交渉に挑むこと、これは全然OKです。

しかしこの姿勢が年収交渉/給与交渉で表に出過ぎると、交渉NG+採用NGとなる可能性があります。

上から目線の交渉は何も生み出さない

「お金しだいで、入社を検討してみてもいいよ」

もちろんこんなことを直接言うバカはいません。

しかし

  • 「前の企業では〇〇万円だったので」
  • 「(提示された年収/給与を見て)ちょっとこれじゃ厳しいなあ」

など、

  • 前の会社を思い切り比較相手として、前面にだしてしまう
  • 提示された額に対し、ストレートに難色を示す

などの態度はデメリットばかりです。

年収額が上がるどころか、内定にすら届かないかもしれません。

このような上から目線の態度は、とにかくNG。

本当にそう思ったとしても、ポーカーフェイス。

絶対に表に出さないで、隠してください。

それを相手に正直に伝えたところで、なにも得るものがないです。

相手を勝たせることが交渉成功の秘訣
対策は?

交渉はWinWin、相手のWinも考えて交渉にのぞむ

交渉の基本はWin-Win。

自分も勝つし、交渉相手も勝つ。

意識的にそんな到達点に誘導すること。

これこそ交渉の秘訣。

Win-Winを意識して立ち回ることで、交渉の成功確率が段違いにアップするのです。

転職の給与交渉における、相手のWinとは?

交渉は相手も勝たせることが重要。

とすると

「相手のWin」

について考えなければなりません。

転職の年収交渉においては

会社が規定する範囲の給与/年収レンジで

応募者から内定承諾を得ること

これこそ、相手の勝利条件です。

意識すべきは応募先企業の給与/年収レンジ。

我々ができる最大限の相手のWin、それはこのレンジの上限年収/給与でオファーをもらうことです。

上から目線になることなく、下手にでながらこの上限レンジを探っていく。

これが年収交渉/給与交渉ですべきこと。

仮にこのレンジから大きく逸脱した要望をいくら出しても、徒労に終わることの方が多いでしょう。

年収交渉で悪印象をさけるコツ

「そうは言っても、前の会社の給与を出さないわけにはいかないよ」

という心配がありそう。

実際のところ、現給与はひとつの判断要素。

交渉のテーブルに出す必要があるでしょう。

その際

「相手から聞かれるのを待つ」を徹底

自分から「現給与は〇〇万円なので…」

と言わない

は悪い印象を避けるテクニック。

自分からは言わず「現在の給与/年俸はおいくらですか?」と聞かれるのを待ちましょう。

必要なら相手から聞いてきます。

聞かれたら、正直に現在の給与を答えればOK。

相手から聞いてきたのだから、悪印象を与えることはありません。

知っているとお得なテクニックですね。

大企業から中小企業へ転職するケースは要注意

非常にありがちなのがこのケース。

大企業から中小企業への転職

大企業に在籍していたからか

本人も気づかぬ内に上から目線がでてしまう

これはよくあることなのです。

本人も悪気がなく、自然と上から目線が出てしまっているのが、またやっかい。

気づいたときには「今後のご活躍をお祈り」。

笑えませんね。

大企業に勤めている人は特に、このNG事例に注意が必要です。

転職面接でこれを言ったら即不合格。

そんなNG返答ベスト4を解説。

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何もせず挑むくらいなら、このNG返答だけでも頭に入れて面接へ!

>> 面接対策時間ない人へ!即不合格⁉転職面接でこれは言うな!ベスト4

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転職の年収交渉 NG事例③

やってはいけないこと

応募企業の年収/給与相場の下調べなしで交渉してしまう

なぜNG?
  • 会社規定のレンジ外給与を希望しても交渉にならないから
  • 相場から大きく逸脱した瞬間、相手の採用意欲は一気に冷え込むから
会社の決めたルールは「堅い」

先ほどのNG事例②と関連します。

転職の年収交渉における相手のWinは?

会社が規定する範囲の給与/年収レンジで

応募者から内定承諾を得ること

こうでした。

「会社が規定する範囲」

が重要です。なぜなら

このレンジから外れた年収要望を伝えても

タダの人事には会社規定は破れない

ムリなものはムリだから

です。

大手になればなるほど堅い会社規定

この傾向は企業規模に比例します。

大きな会社になればなるほど、会社規定がしっかりしています。

給与レンジも細かくルール化されており、この役職なら○○~△△万円と決まっているもの。

それを面接担当や人事がぶっ壊すことは、そうそうできません。

社長や役員クラスが口添えしないとどうにもならない、そういうレベル感です。

つまりは

応募先企業の給与・年俸について下調べが必要

ということ。

この情報なしに交渉は無謀、ただの博打です。

年収/給与交渉に下調べは欠かせない
対策は?

応募企業の年収相場を下調べして要望額を調整する

ただほしい金額を伝えるだけ。

これはイチかバチかのギャンブルです。

企業への求人応募は基本的に1度きり。

そんな貴重な機会を、イチかバチかのギャンブルで消費してしまったら、後悔しませんか?

後悔したくないなら、すべきこと。それは

応募企業の給与/年収レンジを下調べすること

そして

あなたの要望額をそのレンジ内に調整すること

です。

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要望額がとおらないようなら見送るのも手

下調べしていると、

「この企業で自分の年収要望はムリだな」

とわかることもあるでしょう。

そんな企業は「ストック」として

すぐに応募せず優先度を下げる

そして

他企業がダメだったときの保険にする

という考え方も参考にしてください。

年収要望がとおらないとわかっているのに

応募し、面接の手間をかけ

内定出ても年収要望合わず辞退

あなたはコマを1つ失うことになります。

年収要望の実現可能性は低い、とわかっていたのに…もったいないです。

ダメ元でやるにしても、後回しにして駒として保持しておく。

こういう作戦もあることを頭にいれて、転職活動をうまく立ち回りましょう。

転職は年収アップの貴重な機会。

  • 転職時、給料が上がる人はどれくらい?
  • 転職するといくら給料上がる?相場は?

約6万人から調べた厚生労働省の公式統計データを使い、転職時の給料変化について解説。

当サイト人気記事ランキングベスト3、かなりご好評いただいている記事です。

>> データで見る転職で年収上がる人の割合と給与アップ相場

ワンマン社長のいる小さな会社ならチャンスか

とはいえ例外もあります。

相場外の年収要望が、なぜか実現する企業の特徴。

それは

ワンマン社長が取り仕切る小さめの企業

です。

何もかも代表の一存で決まるような企業。

給与も例外ではないケース、結構あります。

そんな企業の場合は、ちょっと相場から外れた要望をだしてもいいかもしれません。

面接で会社代表に気に入られた様子なら、ワンチャン試してもいいかも。

ただそういう会社、入社してから苦労するかも。

覚悟の上で、交渉&入社してくださいね。

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転職の年収交渉 NG事例④

やってはいけないこと

交渉ごとが不得意なのに、ムリヤリ自分でやろうとしてしまう

なぜNG?
  • 黙って提示された条件を受け入れることになるから
  • 交渉に苦手意識があると交渉を成功させるのは難しいから
交渉ごとに慣れていない人は多い

家電販売店で値切って金額交渉するのが苦手な人。

普通にいますよね?

転職の年収交渉、給与交渉も同じ。

お金に関わる大事な「交渉」ですが、苦手意識を持つ人がいてもおかしくありません。

なにより、

これまでの業務経験の中で

お金に関する交渉を経験したことがない人

少なくありません

会社によって業務は様々。

交渉ごととはあまり縁のない業務の人は多いです。

特にお金のやりとりに関わる交渉なら、なおさら。

交渉経験がなければ、やはり要望年収を引き出すのは難しいかもしれません。

交渉を言い出すこともできなければ、黙って提示された報酬を受け入れる必要があります。

企業への応募は1回限り。

年収交渉も1回だけ。

その機会を自らつぶすことになりかねないのです。

転職エージェントなら要望を伝えるだけ
対策は?

転職エージェントに交渉を任せる

給与交渉で転職エージェントを活用するメリットは

あなたと会社間の駆け引きを最小限にできる

点にあります。

あなたは転職エージェントにこう伝えるだけ。

「〇〇万円が要望年収です。」

「それを下回るなら、入社の承諾は難しいかもしれません。」

以上。

あとは転職エージェントが進めてくれます。

  • お金の話が不得意で、どうしても切り出せない
  • 提示された額に不満あるけれど、それを押し殺して…

そんな心配、転職エージェント経由なら不要です。

デメリットは「交渉が他人任せ」になる点

一方でデメリットもあります。

大事な給与の交渉が「他人任せ」になる点です。

代理でお願いしているのだからあたりまえなのですが、そもそも給与はあなたにとって重要な要素。

それを他人に委ねてしまう点は、やはりリスクと言えるものでしょう。

あなたの要望が叶うかどうかが、転職エージェントの交渉力に依存してしまうわけですから。

  • 年収交渉の経験が豊富なエージェント
  • 何人も中途入社に導いた実績あるエージェント

こういった転職エージェントがあなたの担当ならOKですが、ここはもう運です。

交渉の代理をお願いする以上、このリスクを受け入れなければなりません。

転職エージェントはガチで交渉してくれる

少しネガティブばかり言いましたが、1点確実に言えること。

交渉力の有無に関係なく

どんな転職エージェントも

給与交渉には尽力してくれる

ということ。

なぜなら、転職エージェントは成果報酬だから。

あなたが入社承諾してくれないと、転職エージェントは報酬をもらえないから。

転職エージェントによって様々ですが、例えば契約年収の30%がエージェントの取り分。

仲介した転職エージェントに紹介された側の企業が支払うわけです。

しかし、入社を承諾するまでは0円。

話が途中でご破算になればそれで終了です。

だから転職エージェントも必死なんです。

どうにかあなたが内定承諾してくれそうな条件を引き出せるよう、企業側と交渉してくれます。

交渉能力に個々の差はあれ、交渉に一定の努力をしてくれる点は信じていいでしょう。

入社承諾した後の内定辞退はありなのか?

複数内定をもらえそうだけど、どうしよう?

内定辞退って迷惑?やめたほうがいい?

ちょっと待って!内定辞退は応募者の○○ですよ!

転職/就活で知っておきたい必須知識。

「複数内定ホールド」からの「内定辞退」はやっていいの?合法?

NG行動をふまえて交渉を

転職は年収アップにつながる、貴重なチャンス。

そして、

転職の給与交渉・年収交渉チャンスは1度きり。

今回上げた「やってはいけない」NG行動。

知ってさえいれば怖くありませんし、失敗して後悔することもないはず。

もっと転職の年収交渉について知識を仕入れておきたい人は、下記記事も要チェック。

転職の年収交渉・給与交渉の基本は?

転職は大幅年収アップの貴重なチャンス。

でも、年収交渉ってしてもいいの?

年収交渉したことで内定取り消しは、ある?

いつ交渉?うまく進めるコツは?

みんなが知らない年収交渉テクニック。

>> 転職時の給与交渉・年収交渉で失敗が怖い!みんな知らない交渉のコツ

転職活動に疲れた?そんな時に注意したい行動

「転職活動に疲れた」「うまくいかない」

そんなとき、ある4つのNG行動をしてしまうと…

取り返しがつかない結果を招く可能性が。

以外と軽くやってしまいがちな行動だから、前もって知っておかないと負のループにハマるかも。

>> 転職活動に「疲れた/うまくいかない」時にやってはいけないヤバい行動

みんなどう思ってる?ビズリーチの「生」評判と活用テクニック&裏技

転職考える人なら、まずは利用を考えるビズリーチ。

実際の利用者の評判、気になりますよね。

そんな「生」の口コミ、1年365日分のTwitter全投稿から調査した結果は…?

>> Twitter2020年のツイート分析でわかったビズリーチの”生”評判と活用テク

英語ができると転職は有利?に結論がでた

資格といえば語学。

語学といえば「英語」

実際、英語ができるとどんなメリットが?

転職は簡単?求人数は?年収は上がる?

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