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転職にあたって、職務経歴書を書くのが最初のハードル。特に、自己PRが書けないと悩まれる方は多いでしょう。
438人に行ったアンケートでは、職務経歴書で苦労した項目No.1が「自己PR」。
自己PRに書く内容について、あなたはどう考えていますか?
- 面接オファーもらうために、魅力的な自己PRを書かなきゃ!
- 他の応募者と差別化できる自己PRを!
- 興味を持ってもらうためには、デカいことを自己PRに入れないと!
もし上記のように感じるところがあるのなら、この記事を読む価値があります。
なぜなら、この思い込みこそあなたが自己PRで悩む原因かもしれないのです。
職務経歴書の自己PRであなたが悩む原因は2つ。
- 他人と違うものを自分の中から無理矢理ひねり出そうとしているから
- 自己PRは注目を集めるような内容でなければ、ダメだと思い込んでいるから
人と違わないとダメ、目立つ内容でないとダメ、それらは思い込みです。これこそあなたが自己PRで悩む原因になっています。
いったいなぜ?本記事では人と違うもの、より目立つものを!
と自己PRで悩んでしまう方に、自己PRに求められている内容とその考え方・解決策を提供します。
職務経歴書の自己PRを書けず悩んでいるのなら、きっと価値ある内容です。
あなたの悩みを解決するきっかけとして。ぜひ最後まで読んでみてください。
自己PRを書けないと悩む方のよくある思い込みと考え方
それでは、自己PRを書く際に悩んでしまう方の思い込み、それに対する考え方をそれぞれ見ていきましょう。
- 思い込み① 他人と違うものを無理やりひねり出そうとしている
- 思い込み② 自己PRは注目を集めるような内容でなければダメだと思い込んでいる
他人と違うものを無理やりひねり出そうとしている
他の人と違います!アピールをしようと、あなただけが持つもの・やり遂げたことをムリに探そうとしていませんか。
しかし、そのような唯一の成果、人と違うや役割を果たしたことのある人の方が少ないのです。
それなのに、どうにかして
「自分独自のものを」
と考え込むから自己PRで悩んでしまうのではないでしょうか。
しかし、自己PRを人と異なるもの・差別化できるもので埋め尽くす必要はありません。
それはなぜでしょうか。
自己PRでアピールすべきは「他人との違い」ではなく「問題を解決する力」
この問題を考える前に、会社での「仕事」とはなんなのか考えてみましょう。
仕事の本質のひとつ、それは問題解決です。
組織の内外、取引先や顧客、製品やサービスに生じた問題を解決し続けていくこと。
これが会社を運営する・ビジネスを進めるということなのです。
問題解決の連続によって会社のビジネスが進んでいく。
これにあたり、会社が求めている人材とはどんな人でしょうか。
そうです。ただ単に問題解決できる人、なのです。
- 問題にあたったらすぐ解決に導いてくれる人
- さらにベースとなる知識や経験があり、その問題解決のスピードが見込める人
- 問題に向きあったとき、自ら行動し解決までやりきれる人
会社の運営は問題解決の連続であり、この問題解決に優れた人材を企業は求めています。
「他とは違う、唯一のものを持っているかどうか」という観点だけで企業は人を採用しません。
もちろんそれを持っていることは素晴らしいこと。
ですが、独自のもの・固有のもの、それがその人物の問題解決能力の高さを直接証明するものではないのです。
職務経歴書で成果・役割を書くことを求められているのは、
- 成果を出した人なら、問題解決できる人だろう
- 重要な役割を果たした人なら、問題解決できる人だろう
という理由から。成果や役割のバックグラウンドとなる、問題を解決する力の高さ。
これこそ、企業が見極めようとしているポイントと言えます。
探すべきは自分の中にある問題解決能力とそれを証明するエピソード
職務履歴書や面接で見られている点。
少なくともそのひとつは問題解決能力とわかりましたね。
だとすれば自己PRに書く内容は?
- 問題にぶち当たっても解決までやり切れること
- 問題解決のために、自ら考え、自ら行動できること
- 業界・分野に関するベースの知識・経験があり、素人より問題をスピーディに解決できること
これを証明するためのエピソードを自己PRに書けばよいのです。
あなたは過去の仕事の中で、どんな問題を解決し、成果をあげてきましたか。
結局、自己PRとはあなたの中にある問題解決のエピソードを探すだけ。
他の人と異なるもの!という観点で探す必要はない理由がここにあります。
大事なのでもう一度。
自己PRで考えるべきは、あなたの中にある問題解決のエピソード。
他人とは違うもの!という考え方は捨ててください。
そう考えると、いくらでも問題解決のエピソードを上げられるのではないでしょうか。
あとは思いついたエピソードの中で、いくつか選ぶだけです。
選ぶ際は以下の観点を参考にしてください。
最も大きな問題解決のエピソード
問題が大きければ大きいほど、あなたの問題解決能力の高さをアピールできます。
自己PRとして書く際のポイントは、問題の難しさ・大きさを組織の外の人にもわかる言葉で説明すること。
問題の大きさを相手に正しく理解してもらわないと、効果的なアピールになりません。
専門用語を排除して、だれにでもわかるように問題の大きさ・困難さを説明しましょう。
問題解決まで最もてこずったエピソード
てこずった問題の中に、あなたの行動力、やり抜く力がよくあらわれます。
自ら考えて問題を解決に導けること、自分から行動できることという観点でエピソードを作り、アピールしましょう。
やり抜く力をアピールするために、問題の回数や長さ、試行回数などの指標を盛り込むと効果的です。
あなたが最も工夫して成功したと思う問題解決のエピソード
問題解決のためのアイデアや、方法を考える力をアピールできます。
問題に対するあなたの工夫、実はこれ、あなた独自のものなのです。
普通、問題の解決方法はひとつではありません。
100人いれば100人それぞれ問題へのアプローチの仕方があるでしょう。
その中であなたが行ったアプローチ、なぜそのアプローチに至ったのか、結果どのくらい成功したのか。
これらをエピソードとして盛り込んでみてください。
自己PRにあなたの個性が生まれる
問題解決のエピソードを自己PRに盛り込み終わったら、全体を読み返してみてください。
いかがですか。
不思議と自己PRにあなたの個性・独自性が感じられるような気がしませんか。
人とは違うもの、他人との比較という視線で考えなくても大丈夫。
あなたの個性や特徴は、これまでの仕事のエピソードの中に既に含まれているのです。
あとはそのエピソードをわかりやすく、しっかり相手に伝えるだけ。
それであなたという人物が感じられる、十分魅力的な自己PRになるでしょう。
自己PRは注目を集めるような内容でなければダメだと思い込んでいる
自己PRを書く際に、次のような華々しい内容がないと悩んでいませんか?
- 新規顧客を開拓し10憶円の売り上げを達成
- 約100人の営業の中で年間MVPに選ばれた
- ○○製品への貢献が認められ、社長賞をもらった
この記事をここまで読んでいる方悩みのひとつは、
自己PRに書けるデカいことがない、
という点ではないでしょうか。
しかし、自己PRに目立つ内容、注目される内容を書こうとすると、行き詰ってしまいます。
自分は「選ばれたもの=エリート」であると声高に自己PRで叫ぶ必要はありません。
もしあなたが目立つ何かを持っているのなら、それを書けばよいのです。
しかし、ここで悩んでいるあなたは残念ながらエリートではありません。
でも、それでがっかりする必要はないし、転職/就職をあきらめる必要もないです。
あなたが最も自信のある、積み上げてきたものを書くだけ
この点で悩む人の解決策は
「自分がもっとも努力して積み上げてきたこと」
が何かを考え、自己PRに落とし込むこと。
「アピールとして使える」と判断する基準を「目立つ」「華々しい」という観点で考えるのはストップしましょう。
「もっとも積み上げてきたこと」という観点で考えてみるだけです。
まじめに働いていれば、仕事の中で
- 特に力をいれたもの
- 特に努力したもの
- 特に思い入れがあるもの
があるはずです。
自己PRにはこれらをピックアップして盛り込めばOK。
内容が地味過ぎないか?平凡過ぎないか?つまらなくないか?と感じてしまうかもしれませんが、大丈夫です。
まともな企業は成果や功績・貢献そのもの、その大きさにだけ着目して人を採用したりしません。
- 特に何を積み上げてきたのか?
- どのように考え、どのようなアプローチをとったのか?
- どんな行動をしたのか?
- どんな工夫をしたのか?
- 積み上げた結果がどう会社や組織に影響したのか?
これらがすべて揃っていれば、ちゃんと説得力のある自己PRになります。
成果にいたるまでの方が大切なアピール
積み上げた内容が目立たない、地味な内容であったとしても。
そこにいたるプロセス、果たした役割・責任、そのための行動・考え方がひと通りそろっていれば、十分説得力が生まれます。
成果・功績・貢献そのものの大きさも確かに説得力を持ちますが、それだけでは決定的に不足しています。
いくらMVPをとった、10憶売り上げたと述べたところで、その人が一体何をどう考え、どういう行動をしてきたのかはわかりません。
本当に会社に貢献可能な人物かどうかは、判断できないのです。
企業にとってみれば、採用はやり直しがききません。
今の日本は一度採用したら、そう簡単に解雇できないからです。
そんな企業の立場にたって考えてみましょう。
A. 華々しい成果・貢献があるが、具体的に何をどう考え、どんな責任を果たしたのかわからない人物
B. 成果・貢献は地味で小さいが、それにいたる過程や自身の行動・考え方・果たした責任がわかる人物
さて、どちらを採用するでしょうか。
採用する側としては、後者の人物Bの方がリスクが小さいと考えるのではないでしょうか。
大きな成果を1度出せたとしても、2度目に同じことができるとは限りません。
2度目ができるかどうかは、成果をだすためのプロセスや考え方・行動力を、自分なりにちゃんと持っている人間かどうかで決まります。
そう考えると、Bの人に大きな仕事をまかせれば、しっかり大きな成果を出してくれるかも、と判断するのではないでしょうか。
どんな仕事・役割につくか、完全なコントロールは不可能です。
大きな仕事をしたくても、組織の都合でできない場合も少なくありません。
特に若い方にとって、目立つ成果・大きな貢献をする機会は限られています。
そんな悩める方へもう一度。
成果や貢献の大きさそのものではなく、成果や貢献を達成するための、自分なりのプロセス・考え方をしっかり持っていること。
これを自己PRで主張しましょう。
「自分の優秀さ」より「会社に役に立つ」アピールを
どうもWEB上で出回っている自己PRの例文を見ると、
いかに僕/私は優秀か、選ばれしもの=エリートであるかをアピールするような内容ばかり。
そういう例文ばかり見ていると、
自分には自己PRに書ける内容がない!
と悩んでしまう気持ちもよくわかります。
そんな方に、おすすめの考え方を最後にご提案します。
「自分はエリートではないけれど、あなたの会社に十分役に立つ。なぜなら…」
というスタンスで書けば、少なくとも自己PRで書く内容がない!と悩み続けることはなくなるでしょう。
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