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転職?起業?どっちにするか迷っています
SNSでフォローしている起業家のようになりたい…
思い切って起業にチャレンジしてみてもいいのだろうか…?
こんな悩みをもっている方に、知っておいてもらいたいことがあります。
SNSでは起業で成功した人の華々しい活動状況や経験談が多く語られています。そして、
「会社に雇われているままでは成功しない」
「起業してよかった、毎日人生充実!」
「やりたいことがあるなら起業しよう!」
などなどのメッセージで溢れかえっています。
そんな成功者が綴る、SNSメッセージ。起業家同士の会合、華麗な成功体験、たまのオフの優雅な休日の風景や高価なショッピング…
こういうメッセージを見ていると、ふとこのように思いませんか?
「転職より、どっちかというと起業?」
「雇われじゃ、一生成功できないのかも…起業か!」
「自分もああいう華やかなSNSアカウントを運用したい…起業家になろう!」
ちょっと待ってください。その思考は極めて危険です。転職をやめて起業を決心する前に、知っておいてほしい現実があります。
SNSでは成功者と成功体験が特に目立つ ということ。
起業に失敗した人たちの声はSNSで目立たない ということ。
SNSでアンテナを張って、何か少しでも成功のための情報を集めたい。この記事ではそんなひたむきな人ほど、陥りやすいSNSのワナについて解説します。
成功者が目立ち、成功体験があふれかえるSNS
SNS、例えばTwitterで起業に失敗した人ってみかけますか?
あなたのフォロワーにそういう人はいますか?
私もTwitterで様々な人をフォローしていますが、そういう人が見つかりません。いや、起業失敗を経験した人はいるのでしょうが、今現在は成功者と呼べる方ばかりです。
そう、SNSって成功者と成功体験しか目立たないんですよ。
そりゃそうです。だれでも成功する方法が知りたいのですから。成功する方法が知りたいなら、誰だってまず成功した人をフォローしますよね。
成功した起業家も、それが喜ばれてフォロワー数が増えるのをわかっているんです。皆優秀な人々ですから。だから、示唆に富む投稿を日々我々凡人に届けてくれているわけです。
社会人なら誰しも成功したい。凡人はすでに成功した人のやり方をまねしようとする。成功した人は凡人が求めるものをわかっているから、それを届ける。
こうやってSNSは成功者と、その成功体験であふれかえっていくわけなのです。
起業失敗した人たちの声はSNS上で目立たない
ちょっと待ってください。失敗を糧にする、というのもあるでしょう。起業に失敗した人のアカウント、その失敗エピソードだってSNS上にあるはずです。
しかしどうして起業に失敗した人々はSNSで目立たないのでしょうか。主に理由は4つあると思います。
①失敗した方法より、成功する/できる方法が求められているから
失敗した方法を避けることよりも、成功する方法を聞いてしまう方がどう考えても近道。
失敗エピソードをたくさん集め、それを回避して成功しようとする人は少ない。だって効率が悪いから。大多数は、成功者から成功したエピソードを集めて成功しようとします。
だから起業に失敗しただけの人のフォロワーは増えない、そして目立たない。
[ad]②失敗談であっても成功へのヒントが求められている
途中失敗したけれど、最後には成功した人の過去の失敗談。
最後まで成功することなく、失敗に終わった人の過去の失敗談。
同じ過去の失敗談だけれども、よくSNSで目にするのは前者ではないでしょうか。結局、みんな失敗体験を経て成功した人のメッセージの方に強いパワーを感じてしまうんでしょう。
「失敗エピソードであっても、どこかに成功へのヒントを含んでいるはずだ」
事実、成功者が語る過去の失敗エピソードに、何かを学んだ気になってしまう人は多いのではないでしょうか。
一方で失敗どまりの人の失敗談には、成功を感じさせるエッセンスが足りていないのです。
実際にはどんな失敗談にだって、成功へのヒントが隠れていると私は思います。しかし、語る人変われば、与える影響・とらえられ方はまるで違うということ。
成功の香りがしない失敗談、それに対する人々の反応は、薄い。
だから失敗談を語る、失敗した人のメッセージはSNSでバズらない。
③何かを語るなら、まず成功してから言えよというSNSの風潮
これも厳しい意見なのですが…ときおり、下記のようなSNSアカウントを運用されている方がいらっしゃいます。
「起業失敗→失敗エピソードやノウハウを発信します!」
「起業失敗→経験を生かしてコンサルします!」
このようなアカウントに対する辛辣な意見がこちら。
「失敗した人から何が学べるの?」
「成功してからノウハウとか語るもんじゃない?」
「失敗した人にどうしてコンサルができるの?」
キッツいです。
こんなこと面と向かって言われたら、泣いて逃げ出すレベル。
しかしこれは特殊な考え方なのでしょうか。確かに上記のように思う自分もいるのです。失敗から学べることだってある、とも思いますが…
「何かをえらそうに語るなら、成功してから言え」
これは一般の誰もが持つ普通の感情・考え方なのでしょう。だから失敗エピソードだけを語るアカウントは、やっぱり流行らないということです。
[ad]④そもそも起業で失敗した人がSNSで情報発信するのか?
起業に失敗してしまった人のアカウントが、SNSではそもそも少ないのではないでしょうか。
SNS発信って心に余裕がないと難しいですよね。
失敗したら誰でもネガティブになると思います。そんな人がポジティブにSNSで有益情報を不特定多数の他人に届けたい、と思うでしょうか。
一方で成功者には余裕があります。ポジティブなマインドも、皆が求める成功体験もある。そして皆成功者のまねをして成功したいから、皆フォローする。
こうしてSNSは成功者アカウントと、その成功体験ばかりで溢れていくわけです。
起業が成功しなかった方々のSNS投稿=あなたに届かないことのほうが多い
SNSでは、起業の夢破れてしまわれた方々が目立たず隠れている現実。
この記事は起業に失敗した人・起業失敗談をSNS発信する人を揶揄したり、非難するためのものではありません。
果敢に起業に挑んで破れてしまった人達の声。
SNSにおいて、そのような苦い体験・貴重な失敗エピソードは残念ながら目立たない。
だから、あなたにそう多くは届かない。
これがこの記事で伝えたいメッセージです。
SNSでは成功者がより目立ち、その成功体験メッセージで溢れかえっています。そして、その投稿に魅せられてしまう。そんな状態で転職or起業の判断をするのは危険、ということ。
光あるところに影がある
あなたが自分を普通・凡人だと自覚するなら、これは知っておくべき事実だと思います。
別に統計をとったわけではありません。しかし事実、あなたのSNSフォロワーは、成功者と呼べる方々でいっぱいではありませんか?僕のフォロワーは成功者ばかりです。
我々凡人が認識しなければならないのは、
成功した人もいれば等しく、いやそれ以上の成功できなかった人達がいる
起業家の夢破れてしまった人の声は残念ながら目立たない
成功された方の、成功体験で溢れるSNSは、起業のハードさを錯覚させる可能性がある
転職と起業、どっちにするかを考える際に、これらのポイントを考慮してみてください。SNSに惑わされないよう、注意して、そして自分が正しいと思える決断をしてください。
僕は転職を選びました。成功者の皆様をフォローするのは、優れたビジネスノウハウを少しでも吸収するため、と割り切っています。それでもSNSを見ているとフッと沸く起業家、そして成功への欲望。
SNS超怖いです。
僕は成功/失敗に関わらず、すべての起業家の皆様をフルリスペクト。新しいビジネスを創り出す。臆病者の僕にはできない、すばらしい勇気とその行動に敬意を表します。
ただ、SNSにはこんなチキンの自分にさえ、起業をイージーなものに錯覚させる可能性があると思ったので、この記事をまとめました。
転職or起業。どっちにするか迷っている方々へ、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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