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日本労働者5460万人のうち、2036万人。
実に、働いている人の37%が非正規雇用となっています。(平成29年厚生労働省調査より)
そんな非正規・派遣社員の方には、こんな悩みがありがち。
今、非正規・派遣社員として働いているけど…
なんとなくダラダラ働き続けてしまっている…このままでいいのか不安
今のまま働き続けても大幅な年収アップは見込めない…どうすべき?
非正規・派遣社員の自分に転職なんてできるのだろうか?
非正規雇用が一概にダメなものとは言えません。
しかし内閣府の調査によれば、非正規雇用社員と正社員の給与差は
年収ベースで1.8倍もの差
があるのです。
あなたがより多い年収を望むなら、いつかは億り人を夢見るなら、転職を検討するべきでしょう。
一般に転職に成功すると、年収は平均10%~20%程度上がる人が多いです。
実際に、dodaエージェントサービス利用者の6000名をサンプルにした結果、
平均56.7万円のアップ額
を得ていると結果が出ています※1。
転職した人としない人で、
5年後生涯年収にして250万円以上、10年後には500万円以上…。
いつかは家が立つレベルで生涯年収の差が発生
するわけです。
こんなデータもあります。
今の日本は世界的に見ても低賃金で、給料が上がりにくい社会構造下にあるのです。

マジメに黙々と働き続けているのに、一向に給与が上がらない。
そういう状態になりやすい国、それが現在の日本です。
同じ会社に留まっていると、1つ上のレベルの年収にすら到達するのは難しい。
これはキツい現実です。
でも一歩が踏み出せない…そんな慎重派の人は多いと思います。
そこで、そんな悩める非正規雇用・派遣社員の方向け転職戦略をまとめてみました。
実際に僕は12年の会社員経験の中で、平均より多くの派遣の方と仕事をしてきたと思います。
大手自動車メーカーの開発には、派遣の方が多かったからですね。
実際にどんな人が転職に成功したか/しなかったかを、知っているわけです。
今回、実際に転職に成功した人の傾向から、非正規・派遣の方向けの転職戦略をまとめてみました。
実際に成功した人を見て導き出した、再現性の高い転職のアプローチです。
この記事を読んで、一度転職について考えてみてはいかがでしょうか。
この記事のアプローチに実現性があるかどうか、まずは試しに読んでみてください。
もしやれそうと感じたならば、ぜひ行動に移して将来の年収アップを勝ち取りましょう。
出典:※1 転職で年収アップするのはこんな人 年収アップ成功者に見る傾向と対策https://doda.jp/guide/manual/1/004.html

非正規・派遣の転職は時間が勝負
まず大事なポイントを知っておく必要があります。
統計データから、非正規・派遣の転職は
時間がカギ
になります。
転職して年収が増えた非正規の方の割合
なぜ非正規の転職は「時間」がポイントなのか。
それは非正規の方の、転職前後の年収増減を見るとよくわかります。

このデータが示しているのは、
- 24歳までの転職
→約48%の人が前職より10%以上年収UP
→29%の人が前職より10%以上年収ダウン - 25歳以降
→10%以上の年収UPとなる人は年齢を重ねるごとに減少
→10%以上の年収ダウンとなる人は約41%~45%
つまり、
- 転職が早ければ早いほど、転職時に年収アップを掴める確率が高まる
- 年齢を重ねるほど、転職後に年収ダウンとなる可能性が高まる
転職を先送りすればするほど、正社員への可能性が低く
このデータから推測できること。
転職が早ければ早いほど、転職時に待遇が向上している
つまり、
転職が早ければ早いほど、非正規から正規雇用になった人が多い
と予測できます。
だから、非正規・派遣の方の転職は
- 早く決断し
- 早く実行し
- 早く次の会社へ
ここがキーポイントになってきます。
転職活動の先送りは非常にカンタン。
ですが、確実にチャンスは狭まっていくことを知っておいてください。
非正規・派遣の方向け 2つの転職戦略
非正規・派遣の方の転職はスピードがカギ。
では最短で、最も成功確率の高い転職の戦略は?
2つの方向性、まずこれについて考えてみるべきです。
最後にこれら方策の成功率を上げるための、日頃のアクションについて解説します。
①派遣先会社での正規雇用を目指す
②派遣先の競合となるライバル会社への転職
非正規の人が意識すべき、転職成功率を高める日頃のアクション
派遣先会社での正規雇用を目指す
派遣3年ルールの満了時が正社員になるチャンス
2015年に派遣法が法改正されました。
ポイントは派遣3年ルールがすべての業務に提供されるようになったこと。
これにより、派遣社員を3年同じ部署で働かせた場合、派遣先の会社には義務が発生します。
具体的には、次の4つのいずれかのアクションを取る義務が発生します。
①派遣社員の部署を異動させ、引き続き派遣社員として受け入れる
②他の派遣社員に交代してもらう
③派遣社員の受け入れを打ち切る
④現在の派遣社員を直接雇用する
ポイントはもちろん④。
少なくとも3年努力すれば、正社員に直接雇用されるチャンスは確かにある、ということ。
だから派遣先でがんばって、成果を出し続ける必要があるのです。
注意点として、無期雇用派遣として派遣会社と契約している場合、このルールは対象外です。
そんなことないとは思いますが、もしわからなければ派遣会社に確認しましょう。

あなたがいなくなると損失なら、会社はあなたを雇う
[ad]えっ、じゃあ無期雇用派遣として派遣会社と契約している場合はどうすれば?
結論としては、どこかで派遣会社を辞め、派遣先に正規雇用をお願いすることになります。
えっ、一回辞めて派遣先の正社員になるなんて、そんなの無理だ!と思い込む人がいます。いやいや、そんことはないですよ、と。
シンプルに考えてみてください。正社員以上に働く、自ら考えて動く派遣社員がいたとします。
そんな人が派遣されてくることはそうそういないものです。
そのとき、その派遣社員が派遣元の会社を辞めると言いました。
派遣先の上司はどう考えるでしょうか。
中途での正社員採用もあるが、実際に会社になじみ、バリバリ働いてくれるかは未知数
辞めると言っている派遣社員は実際に会社になじみ、バリバリ働いていた実績がある
派遣社員を正社員雇用しない理由はありますか?
あなたが採用権限を持っていたら、どうですか?
実際の現場・業務は未経験である中途採用の人材を選びますか?
実際の現場・業務を数年は経験した、元派遣社員を正社員で受け入れる。
こちらのほうがリスクが少ないと考えるのでは?
だから、派遣元に正社員雇用されるなんてムリだ、と思い込む必要はありません。

派遣先上司との関係構築がポイント
派遣先での正規雇用のためには、派遣先の採用権限を持つ人との関係が非常に重要です。
つまり、
派遣先のグループ・課・部のマネージャークラスと
良好な関係を築く必要があります
直接関係する正社員も、重要でないとは言いません。
しかし、彼/彼女らには最終的に採用を決める権限がありません。
最後には、採用権限をもつマネージャークラスの上司がカギを握ります。
彼らに”ウチに正社員できてほしい!”と言わせる/思わせることが必要なのです。
関係構築の基本=成果、正社員以上の成果を出し続けること
派遣先上司と良好な関係になるためには?
じゃあ、雑談や飲み会等で派遣先上司と積極的にコミュニケーションします!
悪いことは言いませんので、いきなりそういうアプローチをするのは避けるべき。
現場業務では目立ちもしないのに、急に飲み会では急にベタベタしてくる人。
そんなの「なんだコイツは」と思われて終了です。
正社員ならともかく、派遣社員だと派遣元へ悪い評価がつく可能性すらあります。
重要なのは、実際の現場での成果です。
できない正社員よりも上の成果を、継続的にアウトプットするだけ
成果物のレビュー・承認をもらうために、派遣先上司との接触の機会が自然に増えるでしょう。
派遣先上司とのコミュニケーションの機会が増え、次第に良好な信頼関係が築けるはず。
派遣先上司の下で、口先だけじゃない、仕事のできる部下になりましょう。
確かな信頼が積み上げられるほど、派遣先上司があなたのために動いてくれる可能性が高まります
雑談や飲み会でいくらいい人間関係を構築しても、それでは足りません。
あなたが派遣会社を辞めた後でも、プライベートで仲良くすればいいだけの関係で終了です。
アウトプットの量と質で人間関係、信頼関係を構築してください。
派遣先上司の業務上の部下として、必要不可欠なパートナーと認められること。
これをクリアできれば、正社員の道は開けたも同然です。

紳士協定は無視してOK そもそも違法なのだから
派遣先会社と派遣会社の間で、紳士協定というものを結んでいることがあります。
「派遣業務終了後、1年以内は派遣先会社の社員にはなれない」
というものがメジャーでしょうか。
つまり、派遣先会社からの引き抜きを抑止するためのルールですね。
しかしこれについては、現在完全に無視することができます。
この取り決めは労働者派遣法に違反しており、いくら書類に書いてあっても無効です
大事なことなのでもう一度。
引き抜き防止の条項は違法です。
だから派遣会社を辞めた後、すぐ派遣先に応募する/採用されるのは全く問題ありません。
[ad]辞める前に採用権限を持つ派遣先上司と相談する
無期雇用派遣かどうかにかかわらず、どこかのタイミングで派遣先上司と相談が必要です。
3年をむかえ、正規に雇用してもらえないか、という大事な相談です。
次のポイントをおさえて、交渉してみましょう。
- まずは日ごろのアドバイスやフォローへの感謝
- 現在の職場や人間関係の良好さ
- 現場でパフォーマンスを発揮できていること
- 今の業務が好きであり、続けていきたいという強い思いがあること
- 業界・業務への知見・レベルをもっと高めていきたいという願望があること
上の流れ、最後に正社員として仕事がしたい、ということ。
退職を盾に、脅すような交渉は絶対に失敗するのでやるべきではありません。
- 派遣先上司との信頼関係が十分積み上げられていれば
- あなたが抜けることに痛手を感じるようであれば
- 部下として引き続き働いてほしいと思われていれば
結局、すべてはこれまでのあなたの行動の結果しだいです。
きちんと行動し結果を出せていれば、それを見た人はきっと動いてくれる…はず。

派遣先の競合となるライバル会社への転職
派遣先会社がダメでも、競合会社にまだチャンスはある
もちろん、派遣先での正社員になれない可能性もあります。
でも、あきらめるのはまだ早いです。
派遣先の会社がダメなら、
派遣先の会社のライバル会社
にトライしましょう。
競合なのですから、あなたのこれまでの知見・経験がフルに生かせる可能性が高いです。
競合の会社が即戦力を求めていれば、あなたのような現場・実務経験者はまさに理想。
たとえ派遣先がダメでも、競合会社の可能性を一度考えてみるべきです。
[ad]競合の会社で問われるもの=リアルな経験・体験・実績
競合会社の採用ではあなたのリアルな現場でのストーリーが問われるでしょう。
自ら考え動き、結果を出したときにだけ、頭と体に刻み込まれるリアルなストーリー
採用されるかどうかの最も重要な分かれ目は、これがあるか/ないか
相手は同業なので、口先だけの作り話など、簡単に見抜いてくるでしょう。
指示待ちで、与えられた仕事だけを淡々とこなしているだけの人にはできません。
同業者を納得させられる、リアルなストーリーは語れないのです。
自ら考えて動ける人だけが語れる
リアルな現場での経験・体験・実績。
これらのストーリーをしっかりと相手に伝えられるか。
これが最も重要なポイントなのです。

非正規の人が意識すべき、転職成功率を高める日頃のアクション
派遣先での正規雇用、派遣先ライバル会社への正社員雇用。
この転職を成功させるために、日頃から意識しておくべきポイントをまとめておきます。
派遣先で信頼を溜めまくりましょう
派遣先での正社員雇用を目指すなら、まずは徹底的に信頼を貯めるための行動をしていきましょう。
信頼を貯めるための行動、それは徹底的なギブ。
あなたの周りに貸しを作りまくるのです。
テイク、見返りはあってもなくてもOK、というスタンスでいきましょう。
世の中は不思議にできていて、あなたがギブに終始していると、知らないうちに色々とかえってくるのです。
だから誰彼かまわずギブ・Give・ぎぶ!で過ごしましょう。
それからルールや約束をとにかく守ること。
特にマネージャーやリーダーが絡むものは、細心の注意を払って徹底的に守ること。
よく言われますが、たくわえた信頼を失うのは一瞬です。
しかも一度失ったら、取り戻すのに余計に時間がかかってしまいます。
最悪、取り戻せないことも…あるということを頭に入れておきましょう。
あなたの日ごろの努力が築いた周囲からの厚い信頼。この信頼関係が派遣先上司を動かし、あなたを正社員の道へと導いてくれるのです。

グータラ正社員よりも「できる」非正規・派遣であり続けること
働かない正社員よりも、常に上のレベルで仕事をこなすことを意識してください。
信頼をためていくと、仕事がどんどんあなたに降ってくるようになるはずです。
それをどんどんこなしていくと、あっという間にできない正社員よりも仕事している非正規・派遣社員へ。
しかしここで誰もが立ち向かわなければならない、大きな壁があります。
成果と待遇のアンバランスから来る猛烈な不満
それは正社員より働いているのに、給料は正社員より低い。この不満です。
この不満に我慢できず、仕事のパフォーマンスを落としてしまった派遣社員の方を多く見てきました。
不満を持つのは当然です。
上のレベルの仕事をしているのに、それが給料で評価されないのですから。
ですが、ここでめげないでください。
ツラいけれど、ここがふんばりどころなのです。
正社員よりも仕事しているのに、給料のギャップ。
これに心折れて、モチベーションを失うと、その人は仕事のパフォーマンスが落ちてしまう。
結局、周りからの評価が「普通」の非正規・派遣社員になってしまったのです。
厳しい現実として、可もなく不可もない非正規の人が、派遣先正社員になれたのを僕は見たことがありません。
正社員に登用されるということは、やはり他よりも頭ひとつ抜けた存在でなければ難しい。
正社員よりも上のレベルで仕事をこなすこと。
そしてそれを持続させること。仕事と給料のギャップにふてくされないで、やり抜くこと。
この2つをクリアできれば、きっと大きなチャンスがやってきます。

自分で考えて動けることを徹底アピール
長く派遣をやっている人には、あるクセがついてしまうことがあります。
何か言われるのを待つ、他人や上司に指示や判断を待つ仕事のスタイルになりがちなのです。
自ら考えて動くことを積極的にしない。普通、マネージャーレベルの人はこういう人間を嫌います。
何か言ったり、いちいち頼んだり、指示するのがめんどくさいから。
自ら考えて動いてくれないと、楽にならないため、そういう人間は落とされてしまいます。
コマンドをあたえれば動く、ロボット作業員ではだめです。
自ら考えて動ける、自律性・積極性をもつヒューマンであると徹底的にアピールすること。
気づかずロボット作業員になっていないか、日々自問自答して仕事に挑む必要があるでしょう。
[ad]現場のストーリーを語れるようになろう
どんな頼まれ仕事でも、自分がその仕事の中心人物であるような意識で取り組むことです。
これにより、そのときの難しさや悩み、それに対する工夫や努力。
仕事のリアルな経験が頭と体に刻み込まれるようになります。
このリアルな経験があると、仕事の現場で起きた様々なストーリーを極めてリアルに語れるようになるのです。
ここが面接で極めて重要。
面接でよく聞かれる質問として、仕事での成功談、失敗談を聞かせてほしい、というものがあります。
ここが結構な鬼門。
ダラダラ過ごしていた人に現場のリアルなストーリーは語れないのです。
少しでも嘘くささ、作り物っぽい感じがでてしまうともうダメ。
採用担当はここを敏感に嗅ぎ取ろうとしますから。
すばらしく器用な人はうまく取り繕うかもしれないが、基本的にはハード。
では凡人はどうすべきか。
積極的に自ら主体的に動いて、リアルな経験を頭と体に蓄えること。
自分で考えて動いたことで、自然にそのときの臨場感が言葉の端々に宿るようになります。
どんな仕事も、自分がそのメイン担当になったつもりで、自分事として取り組みましょう。
ここができるようになった人は、強い。

足切りラインより上に行くための準備、特に英語
会社にもよりますが、正規雇用の際に足切りラインを設定している会社があります。
正社員採用の応募の際、ある資格やスコアを応募条件として設けている会社は結構あります。
特に大手になればなるほど、その傾向があります。
英語、TOEICスコアが代表的でしょう。
たかだかTOEICスコアが未達で、それで正社員採用への応募できないのは大変な損失です。
派遣先、競合会社、いずれの正社員を目指すにせよ、応募資格を満たすための準備は必須。
日々の業務で多忙でしょう。しかし、こういった応募要件を満たすための、戦略的な行動が必要です。
3年目に近づいてから勉強を始める、では手遅れになる可能性があります。
現場・業務経験は十分、だが応募資格がない。
たったこれだけで、正社員へ挑戦する資格を失うのは、あまりに大きな損失です。
だから、3年目のタイミングに向けて、あらかじめ準備を進めておくべきです。

まとめ:非正規・派遣で勤めている人の転職戦略
最後にまとめです。
2つの転職戦略、その成功率を上げるための行動指針は以下のとおり。
やれそうだと思ったら、さっそく行動に移しましょう。
①派遣先会社での正規雇用を目指す
- 派遣法改正により、3年目に必ずチャンスは来る
- 採用権限をもつ派遣先上司との関係構築がポイント
- できない正社員よりも上の成果を、継続的にアウトプット
②派遣先の競合となるライバル会社への転職
- 現場経験済みのあなたはライバル会社にとって即戦力
- 問われるのは現場でのリアルな経験・実績・体験を伝えられるか
非正規の人が意識すべき、転職成功率を高める日頃のアクション
- 徹底的なギブ、圧倒的な信頼の蓄積が派遣先上司を動かす
- ぐーたら正社員以上のアウトプットを、めげずに出し続ける
- コマンドを与えたら動くロボットではNG
- 自ら考えて動く自立型ヒューマンになろう
- 自ら主体的に動き、リアルな経験を頭と体に刻み込もう
- 資格での足きりに注意、3年前から準備を始めよう
何かして失敗するリスクよりも、何もしないリスクの方を心配しよう。
どこかのえらい人が言っていたそうです。行動こそ成功の源泉、しっかりアクションしていきましょう。
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