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経験したことのない業界・業種へ転職する…
未経験の転職はとても勇気がいりますよね。
しかし、未経験の業界・業種へ転職するという決断・行動は重要な意味を持っています。
なぜなら年収はあなたの能力や出した成果よりも、
あなたの身を置く環境の影響を強く受けるのです。
- 平均年収が低い業界で働けば、年収もそれなり
- 伸びている業界・衰退していく業界で年収の伸びが違う
- 歩合制でない限り、上司の年収があなたの年収の限界
これが現実です。
よって年収を確実に上げていくのなら、
- より年収が高い会社へ
- 平均年収の高い業界・業種へ
- 成長を続ける業界・業種へ
このように、自分の身を置く環境を変えていくのが近道です。
もし今の会社や業界での昇給・年収に限界を感じているのなら、
未経験であっても、新しい業界・業種へ転職
という行動が重要になってきます。
でも未経験の転職、やるとなるとわからないことが多くありませんか?
未経験の転職は難しい?
未経験で転職すると年収は上がる?下がる?
未経験の仕事に転職して後悔しないか?
などなど。
そこで
未経験の転職にフォーカスを当て、
未経験で転職した人たちの統計データを使い、
未経験での転職の現実を知る。
このために本記事をまとめました。
この記事を読めば、
- 未経験の転職に対する心構えができる
- 未経験の転職をするかどうか、迷っている人のための検討材料に
- 未経験の転職の現実をあらかじめ知っておくことで、転職活動中の精神的負担を軽減
などが期待できるはず。
未経験の転職が少しでも気になるのなら、データを見ておくだけでもプラス。
損することはありません。
本記事で「未経験の転職」の現実、チェックしていきましょう。
データで知る「未経験」の転職
現実①
アクセスできる求人は最大62%少ない
現実②
未経験転職で給料が「下がる」人は51%
現実③
それでも「未経験で転職してよかった」は8割
未経験転職の対策
どの業界・職種は「未経験」にやさしいのか
現実① 応募できる求人は最大62%少ない
転職市場においては、やはり経験者・即戦力を求める会社が多いです。
そんな中、未経験OKの転職先を探すことになるわけですが、
「その求人数は限られている」
というマイナビ調査のデータがこちら。
全て求人に対し、未経験OKの求人は66%。
経験者は未経験NG・未経験OKどちらの求人にも応募できるワケですから、
未経験での転職時、経験者に比べ3割ほど応募できる求人が少ない
ということになります。
[ad]こちらは年別の推移グラフ。
2018年、2019年の未経験者OK求人比率は約76%。
翌年2020年には66.2%になっており、実に10%も未経験者OKの求人が減少しています。
2021年も引き続き厳しめの傾向で、未経験OK求人比率は63.4%まで低下。
企業が即戦力採用を重視する流れに傾いているのでしょうか。
未経験での転職を考えている人には、この先逆風かもしれません。
未経験にはツラい業界=IT業界
さらに業界別で見ていきましょう。こちらもマイナビ調査のデータです。
なんと「IT・通信・インターネット」業界では、未経験OKの求人が45.1%しかありません。
経験者に比べ、
応募できる求人が55%少ない
ということになります。
一方で「運輸・交通・物流・倉庫」業界は未経験OKの求人が83%。
未経験での転職はしやすい業界と言えます。
このように
未経験OKの求人数は
「業界によってかなり違う」
ことがデータからわかりますね。
求人探しは時間がかかるものと心得よう
応募できる求人数が少なければ、
- 求人探しに時間がかかる
- 希望条件にあう会社も少なくなる
- 応募できる会社が限られる分、1社1社の結果の重みが違う
という、未経験転職の難しさが予想できます。
特にIT業界はかなり手ごわい、ということ。
IT業界への未経験転職を考えている人は、しっかり心しておきましょう。
[ad]現実② 未経験転職で給料が「下がる」人は51%
次に未経験の転職で、給料がどう変わるのかをデータで見てみましょう。
未経験での転職後、給料が前職より下がってしまった人が51%。
=2人に1人は未経験転職で給料が下がる
これが未経験での転職の実体のようです。
でも、未経験の転職で給料が上がった人も34.6%います。
3人に1人ですから、それほど悲観的になる必要もないですね。
20代なら未経験転職でも給料上がる可能性あり
給与アップに関して、別にもうひとつデータを紹介します。
こちらは未経験とは関係なく、転職して給料がどうなったか?を年齢別に調査した結果。
厚生労働省が調査したものです。
これを見るとわかるのは、
若ければ若いほど、
転職時に給与が上がる可能性は高い
ということ。
20代であれば、ほぼ2人に1人は転職後に給与が上がっています。
これも考慮して考えると、未経験の転職であっても
20代であれば年収アップのチャンスは十分ある
と言えるでしょう。
一方で、
- 40歳を超えると、転職後に給与減の人が増え始める
- 50代以降になると、7割が給与が下がるor変化なし
40歳以降での転職は、そもそも転職で給与減の確率が高まっていく年齢。
ここでさらに未経験となると、給与アップは結構なレアケースだと言えそうです。
実際に40代で未経験の仕事に転職した、146人の方々の状況がこちら。
[ad]40代の未経験転職では、56%の人が給与減。
若いほど待遇が期待できる、というのは現実のようです。
未経験の転職、給与面でまとめると、
- 給与が下がる確率は2人に1人
- 若いうちに決断したほうが、好待遇を得られる可能性あり
- 40代を超えて未経験の転職だと、給与減の可能性は高い
現実③ それでも「未経験で転職してよかった」は8割
未経験の転職は怖い…それでもやる価値があるものなのでしょうか。
30代で未経験の仕事へ転職した人に「転職してよかったか」を聞いた結果がこちら。
実に82.4%がポジティブ回答「転職してよかった」という答え。
転職して「よくなかった」という回答は17.6%程度しかありません。
未経験で転職を決めた10人に8人は「やってよかった」と回答しています。
次に40代の方々の回答結果を見てみましょう。
[ad]40代であっても、78.8%がポジティブ回答。
40代で未経験の仕事へ転職だと、給与減になった人が50%はいるはず。
それでも8割近くが「転職してよかった」と思っているわけです。
年収減でも
未経験での転職はやる価値あり
このように考える人は少なくないようです。
非常に勇気づけられるデータですね。
未経験転職の対策
業界・職種ごとに、未経験転職者に対する受け入れ傾向が異なります。
- どの業界・職種が
- 未経験転職者に対してやさしいのか
- 未経験転職者に対して厳しいのか
未経験での転職を進める上で、傾向を把握しておきましょう。
未経験転職にやさしい業界・厳しい業界
異なる業界からの転職者を、多く受け入れている業界の2020ランキングがこちら。
ランキング | 転職後の職種 | 異職種からの転職受け入れ率 |
1位 | 商社 | 86.5% |
2位 | サービス | 83.3% |
3位 | インターネット/広告/メディア | 73.5% |
4位 | 小売り/外食 | 70.7% |
5位 | メディカル | 65.2% |
6位 | 金融 | 60.2% |
6位 | 建設/不動産 | 60.2% |
7位 | IT/通信 | 57.5% |
8位 | メーカー | 52.0% |
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000016455.html
異業界からの転職にもっともゆるいのは「商社」。
意外ですね。とはいえこれは、
「実力があれば未経験でもなんでもOK」
という姿勢があらわれていると考えるべきでしょう。
2位、3位、4位のサービス・インターネット・小売り/外食はイメージどおり。
人の流動性も高く、未経験でも受け入れてくれる可能性が高い業界と言えます。
異業界からの転職にもっとも厳しいのは「メーカー」
メーカー・製造業は保守的な組織・傾向にあることが多いです。
そのため未経験には厳しい業界のひとつ、ということですね。
7位はIT/通信。こちらも未経験には厳しい業界。
やはり特殊なスキルを要することが多く、未経験の受け入れ率は低くなっています。
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未経験転職にやさしい職種・厳しい職種
ランキング | 転職後の業界 | 異業界からの転職受け入れ率 |
1位 | 専門職 (コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人) | 89.3% |
2位 | 技術系(建築/土木) | 76.1% |
3位 | 金融系専門職 | 71.9% |
4位 | 事務/アシスタント系 | 54.6% |
5位 | 企画/管理系 | 48.6% |
6位 | 販売/サービス系 | 48.1% |
7位 | 営業系 | 34.2% |
8位 | クリエイティブ系 | 32.6% |
9位 | 技術系(メディカル/化学/食品) | 32.4% |
10位 | 技術系(電気/電子/機械) | 29.5% |
11位 | 技術系(IT/通信) | 21.6% |
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000016455.html
上位は実力主義の職種と人の出入りが激しい職種
コンサル・金融系。
実力主義の筆頭ともいえる職種です。
ゆえに未経験でも実力あれば、受け入れてくれる可能性が高いと言えます。
2位の技術系(建築・土木)は上記とは異なります。
こちらは建設現場の管理や、建設機械のオペレーターなどの仕事が含まれます。
給与が安めということもあり、人の出入りが激しい職種のひとつ。
そのため、未経験者の受け入れ率が高くなっていると考えられます。
土木/建築以外の技術系職は未経験にきびしい
未経験者の受け入れ率ワーストはどれも技術系職種。
IT/通信の技術系職種はスキルやキャリア要求レベルが高く、未経験には最もツラい職種です。
その他技術系も、ベースとなる知識が求めらる傾向。
技術系職種全般は、未経験転職しにくいもの、という心構えが必要です。
まとめ:未経験での転職はツラいがやる価値あり
これまで見てきた内容のまとめです。
自分の知らない、新しい業界や、新しい職種に挑む。
未経験での転職はたやすく、気軽に行えるものではありません。
その現実は、これまで見てきたデータでもおわかりいただけたと思います。
しかし、環境を変えるという行動が必要な時もあります。
特に年収は、能力や成果よりもむしろ環境に強く依存します。
行動しなければ、停滞し続けている日本の平均年収、430万円の人生が待つのみ。
未経験の領域であっても、飛び込む勇気・変えていく行動が時には必要です。
その時は、ぜひ本記事のデータを頭の片隅にとどめておいてみてください。
事前に心がまえをしておけば、ツラいことがあっても
「未経験の転職はこんなものだ」
と一蹴し、途中で折れずに続けられるはずですから。
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