データで見る「未経験」の転職、後悔しないために知るべき現実

転職・就職テクニック
この記事が解決する悩み・疑問

今の業界・業種から離れて、新しい業界・業種にチャレンジしたい!

でも未経験の転職ってどんな感じなのか?

未経験での転職はやっぱり不利?やめておいた方がいい?

経験したことのない業界・業種へ転職する…

未経験の転職はとても勇気がいりますよね。

しかし、未経験の業界・業種へ転職するという決断・行動は重要な意味を持っています。

なぜなら年収はあなたの能力や出した成果よりも、

あなたの身を置く環境の影響を強く受けるのです。

  • 平均年収が低い業界で働けば、年収もそれなり
  • 伸びている業界・衰退していく業界で年収の伸びが違う
  • 歩合制でない限り、上司の年収があなたの年収の限界

これが現実です。

よって年収を確実に上げていくのなら、

  • より年収が高い会社へ
  • 平均年収の高い業界・業種へ
  • 成長を続ける業界・業種へ

このように、自分の身を置く環境を変えていくのが近道です。

もし今の会社や業界での昇給・年収に限界を感じているのなら、

未経験であっても、新しい業界・業種へ転職

という行動が重要になってきます。

でも未経験の転職、やるとなるとわからないことが多くありませんか?

未経験の転職は難しい?

未経験で転職すると年収は上がる?下がる?

未経験の仕事に転職して後悔しないか?

などなど。

そこで

未経験の転職にフォーカスを当て

未経験で転職した人たちの統計データを使い

未経験での転職の現実を知る

このために本記事をまとめました。

この記事を読めば、

  • 未経験の転職に対する心構えができる
  • 未経験の転職をするかどうか、迷っている人のための検討材料に
  • 未経験の転職の現実をあらかじめ知っておくことで、転職活動中の精神的負担を軽減

などが期待できるはず。

未経験の転職が少しでも気になるのなら、データを見ておくだけでもプラス。

損することはありません。

本記事で「未経験の転職」の現実、チェックしていきましょう。

データで知る「未経験」の転職

現実①
アクセスできる求人は最大62%少ない

現実②
未経験転職で給料が「下がる」人は51%

現実③
それでも「未経験で転職してよかった」は8割

未経験転職の対策
どの業界・職種は「未経験」にやさしいのか

現実① 応募できる求人は最大62%少ない

転職市場においては、やはり経験者・即戦力を求める会社が多いです。

そんな中、未経験OKの転職先を探すことになるわけですが、

「その求人数は限られている」

というマイナビ調査のデータがこちら。

全て求人に対し、未経験OKの求人は66%

経験者は未経験NG・未経験OKどちらの求人にも応募できるワケですから、

未経験での転職時、経験者に比べ3割ほど応募できる求人が少ない

ということになります。

こちらは年別の推移グラフ。

未経験で応募できるのは全求人のうち63.4%(2021年平均)
掲載求人の募集条件比率推移
出典:マイナビ https://www.mynavi.jp/news/

2018年、2019年の未経験者OK求人比率は約76%。

翌年2020年には66.2%になっており、実に10%も未経験者OKの求人が減少しています。

2021年も引き続き厳しめの傾向で、未経験OK求人比率は63.4%まで低下

企業が即戦力採用を重視する流れに傾いているのでしょうか。

未経験での転職を考えている人には、この先逆風かもしれません。

未経験にはツラい業界=IT業界

さらに業界別で見ていきましょう。こちらもマイナビ調査のデータです。

2022年1月の求人応募条件比率 業種別
出典:マイナビ https://www.mynavi.jp/news/2022/02/post_33284.html

なんと「IT・通信・インターネット」業界では、未経験OKの求人が45.1%しかありません。

経験者に比べ、

応募できる求人が55%少ない

ということになります。

一方で「運輸・交通・物流・倉庫」業界は未経験OKの求人が83%

未経験での転職はしやすい業界と言えます。

このように

未経験OKの求人数は

業界によってかなり違う

ことがデータからわかりますね。

求人探しは時間がかかるものと心得よう

応募できる求人数が少なければ、

  • 求人探しに時間がかかる
  • 希望条件にあう会社も少なくなる
  • 応募できる会社が限られる分、1社1社の結果の重みが違う

という、未経験転職の難しさが予想できます。

特にIT業界はかなり手ごわい、ということ。

IT業界への未経験転職を考えている人は、しっかり心しておきましょう。

現実② 未経験転職で給料が「下がる」人は51%

次に未経験の転職で、給料がどう変わるのかをデータで見てみましょう。

未経験での転職後、給料が前職より下がってしまった人が51%

2人に1人は未経験転職で給料が下がる

これが未経験での転職の実体のようです。

でも、未経験の転職で給料が上がった人も34.6%います。

3人に1人ですから、それほど悲観的になる必要もないですね。

20代なら未経験転職でも給料上がる可能性あり

給与アップに関して、別にもうひとつデータを紹介します。

こちらは未経験とは関係なく、転職して給料がどうなったか?を年齢別に調査した結果。

厚生労働省が調査したものです。

これを見るとわかるのは、

若ければ若いほど、

転職時に給与が上がる可能性は高い

ということ。

20代であれば、ほぼ2人に1人は転職後に給与が上がっています。

これも考慮して考えると、未経験の転職であっても

20代であれば年収アップのチャンスは十分ある

と言えるでしょう。

一方で、

  • 40歳を超えると、転職後に給与減の人が増え始める
  • 50代以降になると、7割が給与が下がるor変化なし

40歳以降での転職は、そもそも転職で給与減の確率が高まっていく年齢。

ここでさらに未経験となると、給与アップは結構なレアケースだと言えそうです。

実際に40代で未経験の仕事に転職した、146人の方々の状況がこちら。

40代 転職後の年収は上がった?
40代で未経験の仕事へ転職し、年収がどう変化したか
出典:https://media.bizhits.co.jp/archives/8572

40代の未経験転職では、56%の人が給与減

若いほど待遇が期待できる、というのは現実のようです。

未経験の転職、給与面でまとめると、

  • 給与が下がる確率は2人に1人
  • 若いうちに決断したほうが、好待遇を得られる可能性あり
  • 40代を超えて未経験の転職だと、給与減の可能性は高い

現実③ それでも「未経験で転職してよかった」は8割

未経験の転職は怖い…それでもやる価値があるものなのでしょうか。

30代で未経験の仕事へ転職した人に「転職してよかったか」を聞いた結果がこちら。

30代で未経験転職した205人に「転職してよかったか」を聞いた結果
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000041309.html

実に82.4%がポジティブ回答「転職してよかった」という答え。

転職して「よくなかった」という回答は17.6%程度しかありません。

未経験で転職を決めた10人に8人は「やってよかった」と回答しています。

次に40代の方々の回答結果を見てみましょう。

40代転職してよかった割合
40代で未経験の仕事に転職した146人に「転職してよかったか」を聞いた結果
出典:https://media.bizhits.co.jp/archives/8572

40代であっても、78.8%がポジティブ回答。

40代で未経験の仕事へ転職だと、給与減になった人が50%はいるはず。

それでも8割近くが「転職してよかった」と思っているわけです。

年収減でも

未経験での転職はやる価値あり

このように考える人は少なくないようです。

非常に勇気づけられるデータですね。

未経験転職の対策

業界・職種ごとに、未経験転職者に対する受け入れ傾向が異なります。

  • どの業界・職種が
    • 未経験転職者に対してやさしいのか
    • 未経験転職者に対して厳しいのか

未経験での転職を進める上で、傾向を把握しておきましょう。

未経験転職にやさしい業界・厳しい業界

異なる業界からの転職者を、多く受け入れている業界の2020ランキングがこちら。

ランキング転職後の職種異職種からの転職受け入れ率
1位商社86.5%
2位サービス83.3%
3位インターネット/広告/メディア73.5%
4位小売り/外食70.7%
5位メディカル65.2%
6位金融60.2%
6位建設/不動産60.2%
7位IT/通信57.5%
8位メーカー52.0%
出典:doda 「異業種転職・異職種転職」に関する分析結果
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000016455.html
異業界からの転職にもっともゆるいのは「商社」。

意外ですね。とはいえこれは、

「実力があれば未経験でもなんでもOK」

という姿勢があらわれていると考えるべきでしょう。

2位、3位、4位のサービス・インターネット・小売り/外食はイメージどおり。

人の流動性も高く、未経験でも受け入れてくれる可能性が高い業界と言えます。

異業界からの転職にもっとも厳しいのは「メーカー」

メーカー・製造業は保守的な組織・傾向にあることが多いです。

そのため未経験には厳しい業界のひとつ、ということですね。

7位はIT/通信。こちらも未経験には厳しい業界。

やはり特殊なスキルを要することが多く、未経験の受け入れ率は低くなっています。

未経験転職にやさしい職種・厳しい職種

ランキング転職後の業界異業界からの転職受け入れ率
1位専門職
(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)
89.3%
2位技術系(建築/土木)76.1%
3位金融系専門職71.9%
4位事務/アシスタント系54.6%
5位企画/管理系48.6%
6位販売/サービス系48.1%
7位営業系34.2%
8位クリエイティブ系32.6%
9位技術系(メディカル/化学/食品)32.4%
10位技術系(電気/電子/機械)29.5%
11位技術系(IT/通信)21.6%
出典:doda 「異業種転職・異職種転職」に関する分析結果
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000016455.html
上位は実力主義の職種と人の出入りが激しい職種

コンサル・金融系。

実力主義の筆頭ともいえる職種です。

ゆえに未経験でも実力あれば、受け入れてくれる可能性が高いと言えます。

2位の技術系(建築・土木)は上記とは異なります。

こちらは建設現場の管理や、建設機械のオペレーターなどの仕事が含まれます。

給与が安めということもあり、人の出入りが激しい職種のひとつ。

そのため、未経験者の受け入れ率が高くなっていると考えられます。

土木/建築以外の技術系職は未経験にきびしい

未経験者の受け入れ率ワーストはどれも技術系職種。

IT/通信の技術系職種はスキルやキャリア要求レベルが高く、未経験には最もツラい職種です。

その他技術系も、ベースとなる知識が求めらる傾向。

技術系職種全般は、未経験転職しにくいもの、という心構えが必要です。

まとめ:未経験での転職はツラいがやる価値あり

これまで見てきた内容のまとめです。

知っておくべき「未経験での転職」

応募できる求人の数

  • 応募可能な求人数は最大6割も減少
  • 未経験で応募できる求人の数は、業界によっては大きく異なる
    • 運輸業界:全求人の88%応募可能
    • IT業界:全求人の38%のみ応募可

転職後の給与

  • 未経験での転職後、給与減となる人は51%
  • 年齢が上に行くほど、給与減の可能性が高まる
    • 40代で未経験転職だと、56%の人が給与ダウン

転職後に後悔するかどうか

  • 「未経験で転職してよかった」と思った人が80%以上
  • 40代の未経験転職でも、「よかった」と思う人がほぼ8割
    • 年収減になっている可能性高いが、行動した結果に満足している人は多い

自分の知らない、新しい業界や、新しい職種に挑む。

未経験での転職はたやすく、気軽に行えるものではありません。

その現実は、これまで見てきたデータでもおわかりいただけたと思います。

しかし、環境を変えるという行動が必要な時もあります。

特に年収は、能力や成果よりもむしろ環境に強く依存します。

行動しなければ、停滞し続けている日本の平均年収、430万円の人生が待つのみ。

未経験の領域であっても、飛び込む勇気・変えていく行動が時には必要です。

その時は、ぜひ本記事のデータを頭の片隅にとどめておいてみてください。

事前に心がまえをしておけば、ツラいことがあっても

「未経験の転職はこんなものだ」

と一蹴し、途中で折れずに続けられるはずですから。

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