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社内給与交渉の事前準備が完了したら、実際の交渉に挑むことになります。
でも…
- どんなステップで進めたらうまくいくのか?
- 交渉は緊張する!おさえるべきポイントを知りたい…
- 給与交渉終わったあとは何かすべきなのかな?
という心配がありますよね。
本記事では社内給与交渉の手順について、具体的に解説します。
- 社内給与交渉のステップ、進め方
- 各ステップでおさえておくべきポイント(やるべき、タブー)
- 交渉後のアフターフォロー
話す順番・議論のポイントをおさえて交渉に挑まないと、失敗してしまいます。
交渉失敗して、昇給がないだけならまだマシ。
上司から反感を買い、信頼を失っては、元も子もありません。
この記事を読んでいる方の中には、
- お金の交渉経験がない
- そもそも交渉が苦手
という人も多いでしょう。
そんな方々向けに、社内での昇給交渉に特化した手順をまとめました。
本記事を読めば、冷静に交渉を進めることができるでしょう。
その結果のメリットは以下のとおり。
- 熱意が伝わり、上司からの信頼がアップ
- 昇給までの具体的目標が明らかに、あとは努力するだけ
- あわよくば給料アップ
これを読んで、具体的な社内給与交渉のやり方を把握しましょう。
各ステップのポイントをおさえ、クールに交渉してください。
きっと、将来の年収1000万円につながる結果をゲットできるはずです。
本記事のねらい
社内給与交渉の進め方・交渉のポイント・考え方を理解する
→年収アップにつながる交渉結果が得られるようにする
社内給与交渉の手順とポイント、考え方は?
社内給与交渉のステップ、それぞれのポイントを解説していきます。
1. 上司とのアポイント
2. 給与交渉
2.1. 時間へのお礼・日頃の感謝
2.2. 現状の階級・給与についての認識を伝える
2.3. 給与の伸びが自身の成長と思っていることを伝える
2.4. 成果をアピールする
2.5. 昇給の可能性を尋ねる
2.6. 上司からのフィードバックを依頼する
2.7. お礼
3. 交渉後のアフターフォロー
4. 交渉にあたってのマインドセット
1. 上司とのアポイント
社員の給与が決定されるタイミングの前に、交渉の場を設定しましょう。
他の仕事の相談と一緒に設定すると、堅苦しくありませんのでおすすめです。
会議設定メールの前に、声をかけましょう。
給与交渉の言い方、切り出し方は?
次のように切り出せば自然です。
- 「△△の件の相談後、最近の成果と給料について相談させてほしいです。」
- 「△△の件の相談後、最近の成果と給料について〇〇さんのアドバイスいただけませんか」
慣れないお金の話を持ち掛けるのは、少し気が重いかもしれません。
ですが、相談することに損はない。
むしろメリットしかない、と頭にインプットしましょう。
勇気がいる行動ですが、真摯に臨めば巡り巡って、よい結果が得られるのです。
2. 給与交渉
2.1. 時間へのお礼・日頃の感謝
まずは忙しいなか時間をとってくれたことに、お礼を述べましょう。
また、日ごろの指導やフォローに感謝している旨を、率直に伝えましょう。
- 「〇〇について情報提供ありがとうございました」
- 「この間の○○について、他課への根回しありがとうございました」
- 「この間は〇〇の契約の件でサポートありがとうございました」
ポイント
日ごろ気づいた上司の配慮は忘れず、ここという場で礼を言う
交渉有無にかかわらず、
- 上司が密かに気にかけてくれた点
- 隠れて気を利かしてくれた点
等は日ごろから忘れずに記録しておきましょう。
上司は部下が成功するよう気を配り、チーム成功のための努力をしています。
そういった配慮をいちいち表立って、部下にアピールする上司はそう多くないでしょう。
日々の細かな気配り・配慮が部下に認識され、お礼を言われれば素直に嬉しいもの。
そして
- 「あいつなら細かく言わなくても大丈夫」
- 「あいつならわかってくれる」
という信頼関係が形成されます。
相互の信頼関係が、それぞれの成功につながります。
それはあなたの会社内での成功、年収アップへの最短ルートなのです。
2.2. 現状の階級・給与についての認識を伝える
まず、現状のあなたの認識を上司に伝えます。
次のポイントをおさえてください。
- 現在の階級、階級の経験年数
- 「おかげさまで、リーダーになって3年です」
- 会社水準、業界水準に比べて高い、低い、伸びがない、
- 「3年間、給与の伸びがあまりなく正直悩んでいます」
- 「アシスタントマネージャの方々と比べると、給与の差が気になっています」
- 「リーダーになって3年ですが、まだ業界の平均に達していないように思います」
- 給料が自身の成長の指標だと捉えている旨を伝える
- 「個人的に給与の伸びを大切にしています」
- 「給与の伸び具合でこそ、成長を強く実感できるからです」
2.3. 給与の伸びこそが自身の成長と思う旨を伝える
「昇給がなくて不満」というよりも、ポジティブに聞こえます。
成果・能力アップに伴う「給料の伸び」にこだわっていると。
成果を出し続けている、でもその対価が変わらない状態。
これでは、モチベーションが維持できないとわかってもらいましょう。
2.4. 成果をアピールする
準備のフェーズでまとめた、過去の成果を振り返ります。
やったこと全部をダラダラ言ってはダメ。
他者と差別化できる成果のみ、ピックアップしてアピールします。
成果の差別化の方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
ポイント
嘘をつかない、極端な誇張をしない
ありのままの事実をそのまま伝えてください。
事実に反した内容で昇給をもらったとしても、ウソがバレた時の損失の方がはるかに大きい。
信頼を取り戻すために、多くの時間が必要になることでしょう。
信頼を失うことは、減給よりも大きな損失です。
2.5. 昇給・昇格の可能性を尋ねる
事前準備の中で考えておいた、要望を伝えます。
そして、その可能性を上司に尋ねましょう。
- 「現在階級の上限給与を目指しています」
- 「AM階級を目指しています」
- 「今より10%アップを目指しています」
- 「ここまで、○○さんはどのようにお考えでしょうか」
ポイント
昇給有無にこだわり過ぎない
昇給Yes、Noの2択を引き出すことに、こだわり過ぎないようにしてください。
昇給有無は大切ですが、ある程度のところで引きましょう。
その後は、「どうしたら昇給につながるか?」
の情報を引き出す方向に、スイッチしてください。
破談さえしなければ、確実に年収アップの方向に進めるのですから。
その場で回答はないものと心得る
給与は外的要因も大きいため、その場で結論を得るのは難しいことが大半です。
回答先送りでも、不満を示したりしないように。
[ad]成果を認めてもらうことを主眼に置く
成果、他者との違いをアピールして、認めてもらうことに注力します。
認められさえすれば、言わずとも
「他の人より出した成果分の代金を払わないとマズい」
と思うからです。
この感情を引き出せれば、十分です。
昇給がないことへの不満を言葉にする必要なし
普通の上司なら、言わずとも感じ取ります。
ネガティブな発言で得られるプラスなし。
ネガティブな発言はすべてポジティブに変換し、建設的な姿勢に終始しましょう。
あなたと上司、お互いの利益になる着地点をめざす
交渉はWin-Winで進めるのが基本です。
ここでは上司にとってのプラスを示しましょう。
今回の交渉で、上司にも利益があると思わせることが大切です。
あなたのWinとともに、上司のWinを示して交渉しましょう。
- 「今年はムリなら、来年度に考慮いただいてもかまいません。引き続き○○さんの指導のもと、全力で働きます」
- 「10%はムリでも5%考慮いただければ、これからもモチベーション維持できます。肝いりの〇〇プロジェクトはまかせてください。」
- 「10%はムリでも5%考慮いただければ、○○さん連名△△の論文(特許等でもOK)、来年は件数多くだせるよう努力します。」
上司の限界に先に理解を示しておく
昇格させたくても、ポジションの空きがないというケースは多いです。
会社全体でポジションの総数は決まっています。
ポジションの数は小規模のベンチャー起業でもない限り、上司のコントロール下にありません。
なので、無理を言っても仕方がありません。
先にその点への理解を示しておくと、わがまま感がなくなります。
「せめて昇給くらいなんとかしてやりたい」
という気持ちを、引き出せる可能性があります。
「私はAMの○○さんと同等の責任を果たしているのは、ご理解いただけると思っています。」
「一方でAMのポジションが埋まっていて昇格できないことも理解しています。」
「ですのでせめて金額だけでも、AMのポジションに近づきたいと思っています」
2.6. 上司からのフィードバックを依頼する
昇給・昇格の可能性についての話が終わった後。
ここが極めて重要です。
以下を徹底的にヒアリングしてください。
これがあなたの今後の努力目標、アクションになるのです。
可能な限り具体的な内容を聞き出しおくと、行動計画が作りやすいです。
- 足りない能力・経験は何か?
- 昇給・昇格にむけて達成すべき成果は?
- その他、昇格・昇給に関し条件・制約はあるか?
ポイント
年数がかかるかどうかを聞き出す
いかに成果を出し続けても、ある年数を経験しないと昇格・昇給がない、という会社があります。
年功序列というやつですね。
そういう傾向や規則が会社にあるかどうか。
もしあなたが知らなければ、このタイミングで聞き出しておきましょう。
なぜなら、これは
転職タイミングの重要な判断材料になるから
待つ年数によっては、一部のパワーを副業等にあてることも考えるべきです。
そんなに待てない、と強く感じたら転職で年収アップも検討すべきですね。
非常に重要です。
絶対に把握しておきましょう。
転職で給料は上がる?下がる?相場は?
転職は年収アップの貴重な機会。
- 転職時、給料が上がる人はどれくらい?
- 転職するといくら給料上がる?相場は?
約6万人から調べた厚生労働省の公式統計データを使い、転職時の給料変化について解説。
当サイト人気記事ランキングベスト3、かなりご好評いただいている記事です。
[ad]2.7. お礼とお願い
交渉の最後は、お礼で締めくくりましょう。
また、今後のあなたとその成果に着目してもらうよう、働きかけておいてください。
昇給があるなしに関わらず、円満に交渉を終えることが大切です。
「ありがとうございました。」
「これからもがんばりますので、ガンガン仕事ふってください」
3. 交渉後のアフターフォロー
後日、メールにて上司との面談内容をまとめて送っておきましょう。
記載内容は以下で十分です。
- 面談のお礼
- あなたが出した他社とは異なる成果
- 書き出し:昨年のアウトプット
- 今後のアクション・目標
- 今後の引き続きの指導をお願いする旨
ポイント
昇給有無や金額等はメールに書かない
記載されると圧迫感を受けます。
ここは上司を信頼しましょう。
もし交渉の結論を上司が裏切るようであれば、その上司から離れることを検討するだけです。
部下を裏切る上司についていっても、学べるものはありません。
そういう人は出世もしないので、ついていくだけ無駄です。
[ad]会社や上司に限界を感じたら、転職も視野に
給与や役割が上がれば上がるほど、その先の昇格・昇給が難しくなっていきます。
上に行けば行くほど、ポジション・イスの数が少なくなっていくからです。
5年働いても、この先大して給料が上がらないかも、と思い始めたなら、転職について考えてみるべきです。
給与交渉の結果、上司から
「前例がない」「対応する給与テーブルがない」
等の回答が返ってきたら。
残念ですが、どれだけ実績を積み上げても、あなたの給与は変わらない可能性が高いです。
あなたはその会社の「天井」に達してしまったのです。
年収を上げたいなら、一度は転職を検討してみるべきでしょう。
転職きっかけに投資で2500万円?
まとまった資産を作りたいけど
投資にまわすお金がない…
そんな悩み、実は転職で解決できるんです。
転職+○○で、将来2500万円の資産も夢じゃない。
貯金なし!資産なし!で悩めるの人、必見。
>> 転職をきっかけに投資を始めて資産2500万円を作る方法
誰でも使える転職タイミングの見極め方
転職を判断・決断するための基準について解説。
誰でも使える基準です。
転職するか迷う人の大きなヒントになるはずです。
4. 交渉にあたってのマインドセット
転職が前提でも、建設的に交渉する
できるだけプラスの印象で終えましょう。
上司が会社側と掛け合うようなアクションを、引き出せる可能性が生まれるからです。
怒らせることにプラスはない
もう最後だし、思い切り言いたいことを言って、ダメ元で交渉に挑もうとする方もいるかもしれません。
しかし、それはおすすめしません。
強引に引き出そうとしても相手を怒らせたり、拒絶を引き出すだけだからです。
昇給なければ辞める!を押し出すだけでは、人は納得しません。
そんな交渉をすれば会社・上司の敵側に回り込むだけです。
上司も人間ですから、攻撃してくる人=敵は排除するのが自然です。
「あっそ。おつかれさま」
と言われて交渉はおしまいです。
会社の敵・上司の敵と認識されるような交渉の仕方はやめてください。
最後の最後まで上司と会社の味方であることをアピールする
交渉している今現在でも、あなたが会社・上司にとってプラスの存在、味方であるとわかってもらいましょう。
会社・上司にとってプラスと認めてもらえれば、思いとどまっての昇給・昇格もありえます。
まとめ
進め方、ポイントをおさえてのぞめば給与交渉は怖くありません。
7ステップとポイントをおさらいしましょう。
上司とのアポイント
→別件の後で成果と給与についてアドバイスほしい旨伝えればOK
給与交渉
- 時間へのお礼・日頃の感謝
→日々の上司の気配りにお礼を言って好感度Up - 現状の階級・給与についての認識を伝える
→給与の伸び=成長へのこだわりを伝え、昇給がない/少ないは言わない - 給与の伸びこそが自身の成長と思う旨を伝える
→自身の成長を実感するためにも、給与・昇給へのこだわりを伝える - 成果をアピールする
→他者と差別化できる成果のみをセレクト、成果を認めてもらおう - 昇給の可能性を尋ねる
→昇給Yes/Noにこだわらず、ある程度で引いて次のステップへ - 上司からのフィードバックを依頼する
→最重要、ここで昇給・昇格に足りないすべてを聞き出すつもりで - お礼とお願い
→最後は今後も指導よろしくでクロージング
交渉後のアフターフォロー
→メールでお礼、昇給有無は書かずに上司を信じる
社内給与交渉前にチェック!交渉ににおけるNG行動!
交渉に臨む前に、必ず目を通してほしい。
社内給与交渉において「やってはいけない」行動とその対策を解説しています。
交渉失敗+上司との関係ぶち壊しのリスクを回避するために、インプットしておいてください。
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