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さて、これまでの記事で社内での給料交渉のメリットを解説してきました。
交渉のモチベーションは上がりましたか?
それでは皆さん、実際に給与の交渉を行い、年収アップを勝ち取りに行きましょう!
あれ?でも…
はい、それでは社内での給料交渉を成功させるための準備をしましょう。
準備なく交渉した場合、上司の信頼を失いかねません。
悪いイメージだけでなく、減給・降格を受けては元も子もありません。
しかし準備万端で臨めば、成功しても失敗してもメリットがあります。
交渉の結果、給与が上がらなくても
→ 少なくとも昇給・昇格に向けて努力すべきポイントがわかる
交渉が成功すれば
→ 年収アップ
正しく交渉できれば、どちらでもあなたに損はありません。
そこで社内での給与交渉にあたっての、事前準備すべき7つの内容を具体的にまとめました。
これを読んで、準備万端の状態で社内給与交渉に挑みましょう。
本記事のねらい:社内給与交渉にあたっての事前準備内容とポイントを理解する
準備内容 / ポイント
- 交渉結果が反映可能な相談時期を把握
- 交渉可能な環境であることを確認
- 他人と差別化できる成果をピックアップ
- 昇給頻度や昇給額の会社傾向・業界傾向を把握
- 要望金額を言えるようにする
- 上司の上司が理解できるレベルまで昇給の根拠を整理
- 転職の覚悟の有無で要求レベルを調節
1. 交渉結果が反映可能な相談時期を把握する
まずはいつ交渉をすべきか、タイミングを把握しましょう。
もし交渉がうまくいったとき、その結果が給料に反映されなければ損ですから。
会社が社員業績の一斉評価タイミングを定めていれば、社内規定を確認しましょう。
タイミングが不明なら、先輩や同僚に給与決定時期がいつなのかの情報を仕入れましょう。
お金の話をうしろめたく感じるかもしれませんが、遠慮する必要はありません。
あなたの努力・能力・成果の対価なのですから、積極的に情報を手に入れてください。
2. 交渉可能な環境であることを確認する
現実的に交渉が可能な環境下にあるか、あらためて考えてみましょう。
特に次の状態に該当する場合、交渉を見送る判断も必要です。
会社の経営状況が良好でない
会社は昇給のための予算を確保しているのが普通です。
当然、経営状況が芳しくなければ、予算が圧縮されます。
全体のパイが少ないので、平常時に比べると交渉は難しくなります。
果たした成果、役割の大きさとのバランスを考え、交渉するか検討しましょう。
入社して2年未満、今の職務について2年未満
あなたという人物がまだ上司の中で確立していない可能性があります。
まだ基準がないため、あなたの成果の伸びや、果たした役割の変化を評価するのが難しい場合があるのです。
著しい成果を上げたのでない限り、交渉は見送るべきでしょう。
上司との人間関係・信頼関係が損なわれている
果たした成果や役割が大きくても、上司との良好な関係がなければ交渉は難しいです。
この場合は関係の回復を優先し、交渉を見送ることを検討せねばなりません。
関係修復が困難、または今後もこの状態が頻発すると予想するならば、
- 社内配置転換
- 転職+転職を前提とした昇給交渉
を選択肢として考慮してください。
3. 他人と差別化できる成果をピックアップする
他人との違いを強くアピールするのが昇給交渉のポイントです。
過去の成果や役割の中で、他人とは特に異なるものをリスト化しましょう。
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差別化の際は比較相手となる基準、リファレンスを準備しましょう。
以下にその切り口の例を紹介します。
数字や量の大小で差別化(下線部が基準)
全社・部内平均より、30%多く売り上げた
1人平均5社を担当するところ、10社の取引先を担当した
(他の人にできなかった=0円) 改善で2億円のコスト低減を達成した
仕事や役割の有無で差別化
(他の人はやっていない) 論文発表・講演をした
(他の人はやっていない) 新人教育を通常業務と並行で果たした
プロジェクト・製品の規模や重要度、新規性で差別化
(他の製品とは売り上げの規模が異なる) 主力商品を遅延・トラブルなく立ち上げた
(他の製品とは新規性が大きく異なる) 業界をリードする新製品を立ち上げた
(今までにいなかった) 大口になりそうな新規顧客を開拓した
人物や階級で差別化
(他のリーダー階級の人とは違い) アシスタントマネージャの〇〇さんと同等の責任を果たした
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4. 昇給頻度や昇給額の会社傾向・業界傾向を把握する
昇格や昇給を具体的に要望するにあたって、会社や業界の平均水準を知りましょう。
会社・業界の水準を大きく超えた昇給を要望しても、拒否される可能性が高いです。
以下の情報をグラフで整理してみましょう。
会社内の階級と昇格タイミング・年齢・年収の関係
リーダ | AM | マネージャ | GM | |
年齢層 | 30〜 | 35〜 | 40〜 | 45〜 |
年収 | 600万〜 | 700万〜 | 800万〜 | 900万〜 |
業界の平均年収、最高年収
→平均550万 最高1000万
※AM=アシスタントマネージャ GM=ゼネラルマネージャ
5. 要望金額を言えるようにする
具体的にいくら昇給額がほしいのか、要望を言えるようにしましょう。
4の情報を1枚のグラフにまとめてみましょう。
俯瞰的に見て、会社・業界相場からはずれていない、かつ成果と見合うレベルを考えてください。
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6. 上司の上司が理解できるレベルまで昇給の根拠を整理する
直属の上司があなたの昇給を認めた後の流れをイメージしましょう。
会社によりますが、社員給与の決定には上司の上位者に承認が必要となるケースが多いです。
上司がその上位者に説明ができるよう、昇給に値する根拠・理由を整理してください。
7. 転職の覚悟の有無で要求レベルを調節する
同じ会社に長く勤めていると、昇給額・昇給スピードに限界を感じる場合があります。
その限界を強く感じたならば、選択をしなければなりません。
在籍中の企業で働き続けるか、転職するか。
転職する
→ほかの会社や業界で給与年収1000万円をめざす
給与だけで1000万円稼ぐのをあきらめる or 時間がかかるのを覚悟する
→本業キープしつつ、副業や投資でトータル年収アップをめざす
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どちらも正解であり、あなた次第です。
交渉後でもモチベーション高く能力UPし続け、今いる会社で成果を出せそうでしょうか?
それとも限界を感じ、環境を変える願望を抱きそうですか?
よく考えて、交渉に転職を押し出すかどうかを考えてください。
給与の額面年収だけで1000万円を稼ぐ人間は日本でたったの5%。
本気でめざすなら、転職・退職を材料として交渉するのも貴重な達成手段のひとつです。
失敗しても、転職というバックアップ手段があります。
転職、会社を変えることは失敗でも挫折でもありません。
ただの手段、ひとつの通過点です。
昇給を待つのがイヤならば、使えるものは使う!覚悟を最後に決めましょう。
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まとめ:社内での給与交渉にあたり何を準備すべきか?
次の7つの項目を事前準備して交渉に挑みましょう
- 交渉結果が反映可能な相談時期を把握する
→給料が反映される交渉時期を調べ、そこに向けて準備を進める - 交渉可能な環境であることを確認する
→会社環境、上司との関係を振り返り、交渉できる状況であることをチェック - 他人と差別化できる成果をピックアップ
→比較相手を用意し、その基準からどのくらいの差がある成果を出したのかリスト化 - 階級・年齢・年収の会社傾向・業界傾向を把握する
→かけ離れた要求をしないために平均水準をまとめる - 要望金額を言えるようにする
→金額を出す・出さない関係なく、納得できるレベルを持っておく - 上司の上司が理解できるレベルまで昇給の根拠を整理する
→専門的内容が伝わりづらくなるため、一般人にわかる説明を準備する - 転職の覚悟の有無で要求レベルを調節する
→交渉後の自分はどうなるかをイメージし、転職を交渉材料にするのか決める
次回:社内給与交渉を戦略的に進める方法と手順
社内給与交渉シリーズ【めざせ1000万円】
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