今年の株通算損益がプラスなら→年末に含み損銘柄を損出し→節税を

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この記事が解決する悩み・疑問

今年は株を売却して利益が確定、プラスの利益♫

でも含み損がある銘柄が気になる…。

含み損銘柄はもう売ってもいいと思ってる

含み損銘柄を売却して節税?どういう仕組み?

実際、どれくらいお得なの?儲かるの?

年末が近づくと、今年の株取引の実績がわかってきますよね。

株を売却して1年間で利益が確定した方、おめでとうございます。

でももし、

今年株を売却してプラス利益が確定していて

保有している含み損銘柄をいつでも売却していいのなら

年末までに売却すると「節税」できます

納めたとられた税金の一部が返ってくるんです

これを「損出し」と言います。

いくらお得なの?

実例を早速紹介しましょう。

含み損銘柄Aが-20万円と仮定すると、

何もしない場合
  1. 含み損銘柄A:-20万円
  2. これまでの株売却で確定した合計利益(税控除):50万円
  3. 2で差し引かれた税金20%:50万円×20%=10万円
  4. あなたが手にする利益(2ー3):40万円
  5. あなたの資産(1+4):-20万円+40万円
    =20万円

これが普通ですよね。

それでは年末までに含み損銘柄を処分したら?

損出しをした場合
  1. 含み損銘柄A:−20万円
  2. これまでの株売却で確定した合計利益(税控除):50万円
  3. 2で差し引かれた税金20%:50万円×20%=10万円
  4. 含み損銘柄Aを売却し損失を確定:−20万円
  5. 4による通算利益の減少(2+4):50−20=30万円
  6. 5に対する税金20%:30万円×20%=6万円
  7. 返還される税金(3−6):10−6=4万円
  8. あなたの資産:
    • 40万円(売却益)−20万円(銘柄A損失)+4万円(返還される税金)
      24万円

式がよくわかんない!

大丈夫、後で解説します。

まずは最後の数字だけ、注目してください。

なんと4万円。

マイナス20万円の含み損銘柄を処分したはずなのに。

あなたが最後に手にするお金は「4万円」増えるんです。

これが「損出し」の節税効果。

今年の株売却益、プラスが確定していて、含み損銘柄を持っているなら。

この「損出し」、検討してみる価値はあります。

本記事を読めば、上手に「損出し」を活用できるようになります。

還付される税金で贅沢するもよし。

節税分をさらなる投資先へ回すことだって可能。

「損出し」のすべて、年末前にしっかり勉強しておきましょう。

損出しでなぜ節税できるのか

損出しによる節税の仕組み、ここで整理して説明します。

20%の税金はあなたの「利益」にかかるから

税金はあなたが手にする「利益」に対して課税されるのです。

単純に言うなら、これです。

株売却して100万円の利益なら、100万円に対して20%の税金。

20万円引かれます。

損出しの仕組み①
  1. 含み損銘柄A:−20万円
  2. これまでの株売却で確定した合計利益(税引き):50万円
  3. 2で差し引かれた税金20%:50万円×20%=10万円

あなたが受け取ったのは40万円。

含み損銘柄を売れば利益は減る

この50万円(税引き後40万円)の売却益を得たあと、

マイナス20万円の銘柄を売ったら?

あなたが最終的に手にする利益は減りますよね。

税引き前で、50万円ー20万円=30万円ですから

損出しの仕組み②
  1. 含み損銘柄Aを売却し損失を確定:−20万円
  2. 4による通算利益の減少(2+4):50−20=30万円

ここで思い出してください。

既に税金は50万円に対して20%の10万円が差し引かれている

ことを。

-20万円の銘柄を売ったら

税引き前、あなたが手にした利益は30万円になる

ですが50万円に対して20%の税10万円が既に適用済み

含み損銘柄を売ったあと、トータル利益は30万円

なのに、50万円で税金が計算されている

おかしいでしょう?

もちろんヘンなので、国が税金の還付制度を設けています。

そしてここに、「節税のカラクリ」があるのです。

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含み損銘柄売却→支払う必要のない税金がかえってくる

ここまで理解すれば、あとは簡単。

税引き前30万円の利益なら、本来支払うべき税金は

30万円×20%=6万円

そう、6万円だけでいいはず。

でも、もう50万円に対し10万円の税金払ってますよね?

だから

10万円ー6万円=4万円

はい、過払いした税金4万円が返還されます。

損出しの仕組み③
  1. 5に対する税金20%:30万円×20%=6万円
  2. 返還される税金(3−6):10−6=4万円
  3. あなたの資産:
    40万円(売却益)−20万円(銘柄A損失)+4万円(返還される税金)
    24万円

50万円の通算利益を出したあと、受け取れるのは40万円。

しかしー20万円の含み損銘柄を処分すると、4万円の税金がかえってきます。

あなたが手にするお金は全部で44万円。

-20万円の含み損銘柄を処分した損失をカウントし、

あなたの総資産は24万円。

これが「損出し」で節税した結果です。

本来20万円の利益のところ

+4万円の24万円をゲット

さらに含み損銘柄を処分できて気持ちいい

これが「損出し」のメリット。

含み損銘柄処分で実際損してるじゃないか!

と思う人は

-20万円の含み損が本来でるべきところ

-16万円でお得に処分できた

と考えることもできます。

どう考えるかはお好みで。

どちらにせよ、節税効果の恩恵ですから。

損出しできる人はこんな人

確実に損出しで節税するために。

損出しすべき人の条件を整理しておきましょう。

損出しで節税できる人
  • これまでの株売却でトータルプラスの利益が確定
    • 売却して確定しないとダメです
  • いつ売ってもいい含み損銘柄がある
    • 売ると損失になる株式を持っていること
    • 今後長期保有するモチベーションがない銘柄

基本的にはこれだけ。

とにかく11月末時点で株売却益がプラスなら、損出しを考えて見ましょう。

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損出しのやり方

メリットがわかったところで、損出しのやり方を把握しましょう。

損出しには「締切」がある

損出しは年内に売却確定まで終わらせる必要があります。

正確には

その年の最終取引日の2営業日前

=最終受渡日

までに完了させる必要があります。

2022年の最終受渡日の目安
  • 12月28日(火)

金融商品によって変わりますので、上記はあくまで参考程度に。

この日までに損出しを確定できないと、節税効果が得られません。

最終受け渡し日以降に含み損銘柄を処分すると

翌年の損失として扱われてしまう

つまり、2022年12月29日に-20万円の含み損銘柄を処分した場合。

翌年2023年に-20万円の損失を出したものとして扱われます。

2022年に支払った税金はかえってきません。

損出しは12月中旬までに終わらせましょう。

損出しによる節税効果を計算する

損出しをやる・やらないの判断が必要です。

まずはその節税効果を計算してみましょう。

①その年の通算利益(税引き前)を知る

お使いの証券サイトで、その年の損益を把握します。

SBI証券の例

ログイン→口座管理→取引履歴→譲渡益税明細

その年の1月1日から現時点までの日付を設定

楽天証券

こちらの解説が詳しいです。

>> 特定口座損益(譲渡益税)の見方

①の「譲渡損益額合計」が税引き前の通算損益です。

②含み損銘柄とその損失額を確認

マイナスとなっている銘柄と、そのマイナス幅を確認しましょう。

③節税効果の計算

どの程度節税できるのか、金額を計算してみましょう。

④損出し前納税額 = ①通算利益 × 20% 

⑤損出し後納税額 =(①通算利益 ー ②含み損)× 20%

節税効果 = ④損出し前納税額 ー ⑤損出し後納税額

損出しした銘柄を買い戻すのはあり?

損出しでよくある質問。

損出しして節税メリットを受けたあと

売却した銘柄を次年に再購入すると

節税できて元の保有銘柄も手元に残る

これってお得じゃない?

というものがあります。

結論から言えば、

再購入するくらいなら、損出し=売却しないほうがいい

です。

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もういらない!という銘柄のみ損出しすべき

「損出し+次年に再購入」の問題点は下記。

  • 同じ値段で買い戻せる保証はない

例えば5,000円で損出したあと、次年に5,000円以下で買い戻せる保証はどこにもありません。

損出し後、値上がりする可能性はあります。

値上がりした銘柄を買ってしまったら、その分節税効果が失われます。

  • 信じてる銘柄は手放すべきじゃない

損出し後、買い戻す=その銘柄は持っておきたい

その銘柄は将来上がると信じている

ですよね?なぜ売却してまた買い戻すという、面倒なことをするのでしょうか。

将来値上がるから、持っておきたいと思う銘柄なら、損がいくらだろうが保有しておけばいいんです。

  • 結局上がるなら、損出し節税効果なし+売買手数料だけ損する

利益100万円あって、損出し銘柄Aの損失額が-20万円。

損出し銘柄Aを売却したら、税金は

(100万円-20万円)×20%=16万円

損出しをしなければ、税金は

100万円×20%=20万円

つまり、

20-16=+4万円

が損出しにより節税できたことに。

しかしその後、損出し銘柄Aを再購入。

値上がり、+20万円の利益を確定させたら?

当然、利益に対して税金がかかりますよね。

20万円×20%=4万円

これって

銘柄Aを損出しして

4万円節税

銘柄Aを再購入して

銘柄Aが値上がり利益確定したら

4万円の税金とられた

何も得になっていないどころか、

銘柄Aの再購入のための売買手数料の分、損してます。

買い戻す損出しはリスクがありますし、大きなメリットも見出せません。

買い戻すくらいなら、そのまま保有を続けた方がいいでしょう。

年末は損出しを検討しよう

1年を通じて、プラスの利益が確定

処分したい含み損銘柄がある

それであれば、損出しの検討をしてみましょう。

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